コンビニなどで買い物をする子供たち。よくみると、カードやスマホを使ってキャッシュレス決済している! 駄菓子屋に10円を握りしめて買いにいった筆者とは隔世の感があります。これから現金離れが加速し、キャッシュレス決済が広まると、当たり前の光景になっていくはず。でも、子どものキャッシュレス決済、安全なのでしょうか?

こんなに使える!子どものキャッシュレス決済

現金を使わずに買い物ができるキャッシュレス決済には、クレジットカード・デビットカード・プリペイドカード・電子マネー(ICカード)・スマホ決済などがあります。このうち、クレジットカードは満18歳以上、デビットカードは15歳〜16歳以上にならないと利用できません。

 

一方、プリペイドカード・電子マネー・スマホ決済には、年齢制限のないサービス(低いサービス)があります。こうしたサービスであれば、子どもでも利用できます。以下、小学生以上(満6歳以上)なら利用できる主なサービスを紹介します(20208月現在)。なお、利用に際しては、親権者の同意が必要になる場合があります。

 

【プリペイドカード】

(年齢制限なし) ・JCBプレモカード ・LINE Pay カード(JCB)

Kyash Card(Visa)

・バンドルカード(Visa) 

 

(満6歳以上) ・Visaプリぺ ・かぞくのおさいふ(Visa) など

 

プリペイドカードは、前払いされたお金を買い物に利用するカードです。これらのプリペイドカードは、いずれもクレジットカードの国際ブランドがついており、それぞれのブランドのクレジットカードが利用できる店舗で使うことができます。

 

 

【電子マネー】

(年齢制限なし) ・交通系電子マネー(SuicaPASMOなど) ・WAON

・楽天Edy

nanaco など

 

電子マネーもプリペイドカードの一種。前もってチャージしたお金を買い物で利用します。クレジットカードの機能を持つ電子マネーもありますが、子どもの場合は利用できません。

 

小児用の交通系電子マネーなら、駅の自動改札を通るときに自動的に小児料金が適用されます。WAON・楽天Edynanacoといったいわゆる流通系電子マネーにも、年齢制限はありません。

 

 

【スマホ決済】

(年齢制限なし)

・PayPay

・LINE Pay

・楽天ペイ

・d払い

・au PAY

・メルペイ など

 

スマホでQRコードやバーコードをやり取りして支払いを行うスマホ決済も、基本的には年齢制限がありません。未成年者が利用する場合、毎月の利用金額が制限されたり、一部機能が制限されたりするものもあります。

 

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