現在妊娠中・産休&育休中で、来年4月にお子さんの保育園入園を希望している人にとっては、だんだんと秋の入園申し込み時期が近づいてきました。

 

夏のあいだに候補となる園の見学に行っておきたいと考える人も多いでしょう。

 

そこで今回は、基本的な保育園見学のスケジュールや進め方・見るべきポイントなどを、ママたちの体験談も参考にしてお伝えします。

 

保育園見学の基本的なスケジュール

多くの自治体では、新年度4月の保育園入園を希望する場合、10月~11月に一斉申し込みとなります。

 

通える範囲に複数の候補がある場合はもちろん、あまり選択肢がなくとも事前に見学はしておきたいもの。

 

ほとんどの園で見学そのものは年間を通じて受け付けていますが、子どもたちが慣れていない4月の新入園時期、人手が足りなくなる連休やお盆・年末年始などは実施しない園もあります。

 

また、あまり申し込みの締め切り間際にすると、赤ちゃんの体調不良などで行けずじまいになる可能性も。

 

6月~8月の夏のあいだ、遅くとも9月前半には入園の可能性がある園をひととおり見学しておくのがベストです。

 

園舎や保育のようすを見せてもらう一般的な見学から、自治体によっては見学を兼ねて面談が行われるケースもあり、園によっては申し込みの条件に「見学を済ませていること」が指定されていたり、決定後に見学を義務付けられていたりすることもあります。

 

いずれにしても、保育園入園を希望している場合は、時間に余裕のあるうちに自治体のホームページなどで、どのような形式なのか確認しておくと安心ですね。

 

ただし2020年現在は新型コロナウイルスの影響で見学を中止している園も多数ありますので、あわせて確認が必要です。

 

「ここがポイント!」ママたちの体験談

先輩ママたちが実際に保育園の見学に行ったときに注目していたポイント、意外な発見などを聞かせてもらいました。

 

「ホームページやパンフレットではいい感じ!と思ったのですが、見学してみたらちょっと思った雰囲気と違う…ということも。逆に、古くてボロいのかなと思ったら自然が豊かで、子どもたちが生き生きと遊んでいるのを見て好感度がぐーんと上がった園もあり、結局そこに入園しました」(Yさん・30歳・2歳児のママ)

 

「第5希望まで申し込めるので、夫と手分けして、その全部と無認可園2ヶ所、合わせて7ヶ所見学しました!疲れたけど、踏切や信号で思ったより通園時間がかかるなど、通いやすさも分かったので行っておいてよかったです」(Sさん・32歳・3歳児のママ)

 

「今は感染防止で無理かもしれませんが、おととし娘の入園を決めるときは、一時預かりのある園は利用させてもらいました。なんとなくでも、その園に子どもを預けた時のイメージが浮かべば、それなりに相性がいいんじゃないかと思います」(Eさん・35歳・2歳児のママ)

 

「おもちゃや遊具を見ると、パーツが割れたりして、ちょっと危なそう…という園もありました。新しくなくても、きれいに手入れされている園はやはり安心ですよね」(Aさん・34歳・5歳児と2歳児のママ)

 

「ある園での見学時、テレビがどの年齢のお部屋にもどーんとあって…頻繁に見せているようでした。たまに見るのはいいと思うのですが、人手不足でやむをえず毎日DVDなどを見せるのはちょっとどうなんだろうと思い、近所だったのですがそこへは入園希望を出しませんでした」(Fさん・31歳・1歳児のママ)

 

「お部屋の棚などの子どものグッズを見ると、家庭での手作りらしき品が並んでいる園と、ある程度購入したものでOKという園が分かりやすいです。私はハンドメイドや裁縫が本当に苦手なので、手作り奨励の園はあきらめました…」(Mさん・33歳・4歳児と1歳児のママ)

 

「私が行った時は4組くらいの親子がまとめて見学・説明を受けました。その中に、ここが第一希望なんです!ぜひ入りたいです!と熱烈にアピールしているママがいて、え、私ももっとがんばるべき…?と焦りましたが、市立の園なので、保育園の先生方には決定権ないですよね?」(Kさん・29歳・0歳児のママ)

 

ママたちからは「これって普通なの?」「この園はここがすごくいい」という違いが分かるので、可能な限り複数見学するのがおすすめ…というアドバイスが寄せられました。

 

おわりに

2020年現在は、見学がストップしているため、インターネットや郵送で資料を取り寄せて情報収集している…というママも少なくありません。

 

とくに希望する園がある場合は、迷惑にならない時間に電話やメール等で見学を希望している旨を伝えておけば、再開された時に連絡してもらえる可能性もあります。

 

新型コロナウイルスの流行が収束するまで、今しばらく先行き不安定な状況ですが、できる範囲で準備を進めておきたいですね。

 

文/高谷みえこ