はじめは誰もが戸惑っていたオンライン会議ですが、今では慣れてきた人も多いのでは。でも、「音声が聞き取りづらい」「自分の映りが悪くて画面を見るのがつらい」などの悩みを持つ人も増えています。相手と話せればいいという段階から、より快適に会議が進められるようにステップアップしてみませんか。

聞き取りづらい原因と簡単な解消法

まず、会議で大切なのは音声です。声が途切れたり、ゆがんだりする場合は、ネットワーク、マイク、スピーカー(またはイヤホン)のどこかに原因があります。

 

ネットワークに関しては、LANケーブルでパソコンとルーターを繋ぐ有線接続が最強です。おそらくWi-Fiで無線接続している人が多いかと思いますが、壁やドア、電子レンジなどの家電と電波が干渉することで速度が遅くなることがあります。そこで有線ケーブルで接続すると、安定したネット環境になります。家の間取り上、有線接続が難しい場合は、なるべくWi-Fiルーターに近い場所にパソコンを置く、会議中に家電は使わないように家族に話しておく、などの対策を取りましょう。いっそ、Wi-Fiルーターを高性能な機種に買い替える、またはネット回線契約を見直すという手もあります。

 

マイクやスピーカー、イヤホンに関しては、ノートパソコンのシステムを使っている人が多いですよね。でも、ノートパソコンのマイクは周囲の音も拾いやすいので、専用のデバイスを用意すると、音声品質は格段に改善します。おすすめはヘッドセットです。ヘッドセットとはマイクとイヤホン、またはヘッドホンが一体化している製品です。パソコンに挿すだけで、高音質のマイクと聞き取りやすいイヤホンが使えるようになります。マイクとパソコンが離れるので、キーボードの打鍵音が拾われるのを避けることもできますよ。もし手元にない場合は、スマートフォンに付属していたマイク付きイヤホンを使うだけでも、相手は聞き取りやすくなります。

 

筆者私物のヘッドセット(エレコム HS-102UBK)2000円程度で購入可能。

 

ヘッドセット型イヤホンは、1000円台のものからゲーミング用の高価なものまで売られていますが、特にこだわりがなければ安価なもので十分です。

 

また、近頃はワイヤレスイヤホンが流行しているので、マイク性能付きのワイヤレスイヤホンなどを使っている人もいるかもしれません。こちらも電波の干渉やバッテリー切れがありますので、有線がおすすめです。