家族や職場の上司など、人によって話し方を変えることってありますよね。友人に対してはフランクに接するものというイメージがありますが、なかには「くだけた話し方ができない…」と密かに悩む人も。ネット上では「友人への話し方」について様々な意見が寄せられていました。
つい気を遣いすぎる…
「友人と会話をする際、つい話し方が堅苦しくなってしまう」と悩みを打ち明けたAさん。家族と話す時はフランクに会話ができるものの、友人の前では気を遣って一線を引いた感じになってしまうそうです。「本当は気を遣わずに何でも話せる関係になりたいのに、くだけた話し方ができないせいでいつも疲れてしまいます…。どのように改善すれば良いのか教えてください」と、周囲へのアドバイスを求めています。
Aさんの悩みに共感する人は意外と多く、「くだけすぎると相手に失礼なことを言っちゃう気がして、つい敬語を使ってしまう」「初めて知り合った時にかしこまった話し方で入って、そこから修正できなくなった…」などの声が続出。ほかにも、「年上の友達に『タメ口でいいよ』と言われるけど、どうしても年齢を意識してフランクには話せない」「仲の良いママ友がいつも敬語で話しかけてくるから、釣られて私も堅苦しいしゃべり方になる」という声が上がっていました。
相槌やリアクションに“タメ口”を織り交ぜる!?
“友人との話し方”で頭を抱える人たちに向けて、ネット上では「相手に気を遣うことも大事だし、丁寧な分には悪くないと思うよ」「フランクさが足りなくても、良い関係は築けるから大丈夫。相手が心を開いてくれさえすれば、話し方は正直関係ないんじゃないかな」といったフォローの声も。何でも話し合えるような仲になるためには、“話し方”ではなく“接し方”が大切なのかもしれません。
話し方で全てが決まるとは言い切れないものの、「くだけた話し方の方が距離は縮まりやすい」という意見も寄せられています。「ずっと堅苦しいままだと、『自分と距離を置こうとしてるのかな…?』って不安になる」「私の場合はタメ口か敬語かによって友人との距離感は違ってくるし、かしこまった口調の人だと冗談とかもなかなか言いづらい」など、話し方によって接し方が変わる人も少なくないようです。わざとではないのに、心理的距離が縮まらないのは残念ですよね。
では実際、友人にくだけた話し方をするためにはどうすれば良いのでしょうか。
アドバイスとして、「大人になって知り合った場合はだいたい敬語から入ると思うけど、最初のうちは相槌やリアクションにタメ口を織り交ぜて徐々にシフトチェンジしていくのがおすすめ」「まずは家族と話す時の感覚を思い出してみて。あとは相手がフランクな感じだったら、同じようなテンションで話してみるのもアリかも」といった意見が寄せられていました。
相手に合わせて「うんうん」と声に出しながら相槌を打ったり、なんとなくテンションを合わせるだけでも、打ち解けた雰囲気に変わっていくかもしれません。いきなりタメ口に変えるのは難しいのは難しいもの。まずは、相槌を変えていくことから始めてみましょう!
職場でも話し方と距離感は重要!
「こっちがタメ口で話してるのに、相手が敬語だと違和感を感じてしまう」という悩みを職場でも抱えている人も少なくないようです。「後輩や部下ならともかく、同期入社で同い年の人からも敬語で話される…」「誰に対してもかしこまった口調の社員がいるけど、いつも堅苦しい話し方だから、正直その人の本音がわからない」という声も上がっています。
とはいえ、職場は仕事をする場であってプライベートな空間ではないので、ほどよい距離感が大切といえます。かしこまりすぎるのも考えものですが、無理にフレンドリーに接する必要はないのかもしれません。
逆に、「部下の話し方がフランクすぎるので、もう少し節度を持ってほしい」「いつもタメ口で話してくる後輩が苦手」といった意見も少なくありません。たしかに職場での話し方は、友人以上に“相手に与えている印象”を意識する必要がありそうです。
先輩や上司に対してはくだけすぎない程度が望ましいものの、“単に敬語を使えばいい”という考えでは相手に不快感を与えてしまうケースも。ネット上では、「職場の後輩から『○○してください』と見下してるような発言をされて、少しイラついた」「以前部下に『迷惑をかけてしまったようでしたら、謝罪いたします』と言われたことがあるけど、謝り方が違うと思う」などのエピソードがあげられていました。
会話する相手を困惑させないためにも、適切な話し方で仲を深めていきたいですね。
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文/牧野聡子