原因その③ 職場環境
社風になじめない、人間関係が上手くいかない、正当に評価されないなど、職場環境が大きな原因になっている人は多いものです。 「上司・同僚・部下のことを考えると胃が痛い」「自分は努力しているのに認めてもらえない」などの悩みはどうすれば良いのでしょうか?
自分以外の人の考え方を把握しておく
まず、周りとのギャップを埋めることを意識しましょう。
そもそも仕事に対する価値観や思考は、人によって異なります。相手のことが分からなくて当然、また相手に自分を分かってもらえなくて当然です。
お互いのことを分からないままでいると、相手に勝手に期待して裏切られたと感じてしまったり、納得のいかない作業をするはめになったりと、ストレスが溜まっていきます。
考え方の違いはあって当然ですが、そのギャップを埋めることが少しでもできれば、働きやすさは変わります。
相手との溝を埋めるためには、自分の言いたいことを相手にしっかり伝えることが重要になります。
相手の立場に立って、「どのように、何を伝えれば相手に理解してもらえるのか?」と自分なりに考えながらコミュニケーションをとってみましょう。
ただ自分の考えを押し付けるのではなく、相手の立場を尊重しつつ、自分の考えを受け止めてもらうような伝え方を意識してみてください。
懸案事項を“見える化”する
そして、1人で悩み過ぎないこと。 1人で抱えこみ過ぎるとつらさが増すだけでなく、視野が狭まって的確な判断が難しくなります。
まずは身近な友人や会社の人に相談してみましょう。言葉にするだけで気持ちが軽くなったり、自分を冷静に見つめ直せたりするものです。また、自分と違う考えの人から意見を聞くことができれば、問題解決にも繋がるかもしれません。
ただし、相談相手選びは慎重に。不用意に口外しない、信頼できる人に相談しましょう。
「仕事がつらいから辞める!」は最終手段
日々「仕事がつらい」と感じている人でも、現状に改善の余地があるならば、まずは今回紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか?
勢いで辞めてしまうと、後から後悔する可能性もあります。
ただし、注意したいのは身体やメンタルに支障をきたしている場合。もし、仕事のつらさが原因で健康に問題が生じているのであれば無理は禁物です。すぐに医療機関へ相談し、必要に応じて休職や退職という選択肢も視野に入れておきましょう。
文/佐藤仁美