コロナ禍により家にいることが多いいま、子どもの運動不足を心配しているママも少なくないことでしょう。巣ごもり生活のいまこそ、 そこで今回は、運動神経発達に効果的な家でもできる「コーディネーショントレーニング」をご紹介します。

運動神経は12歳までにほぼ発達する

 

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人間の運動神経は、12歳頃までに急激に発達をするといいます。神経系の発達が著しいこの時期を「ゴールデンエイジ」と呼びます。 この時期に色々な刺激を受けることによって、多くの運動スキルを身につけることができると考えられます。 大人でも難しいような運動が急にできるようになったり、これまで不可能だった運動が突然できるようになったりすることもあるのです。

 

広義の「ゴールデンエイジ」は、大きく次のような3つの時期に分けられます。

 

プレゴールデンエイジ

3歳から8歳くらい:今後の土台となる基本的な運動能力が身につく時期

 

ゴールデンエイジ

9歳から11歳くらい:さまざまな運動能力を吸収し、運動神経が大幅に伸びる時期

 

ポストゴールデンエイジ

12歳から14歳くらい:この時期に、運動神経の90%が完成されるといわれる

 

つまり12歳以降では、そこからの大幅な運動神経の発達は望めないと考えられているのです。