1日を過ごすなかで一番目に入る「指先」。 仕事や家事などをしていて、ふときれいに彩られた指先が視界に入ると、モチベーションが上がりますよね。とはいえ、忙しくてネイルサロンに頻繁に行けないという人も少なくありません。
そこで、おうちでサロン級のネイルを楽しむ方法を、Instagramで2.3万人のフォロワーを持つセルフネイルのプロ・ojimiさんに教えてもらいました!
ヌーディーカラーの多色使いがこなれ感アップに!
第1回はヌーディーカラーを3種類組み合わせたちぐはぐネイル。単色のヌーディーカラーはオフィスネイルの定番ですが、シンプルすぎて面白味に欠けることも。また、オフィスコードに照らし合わせて、つい同じようなヌーディーカラーのポリッシュを買ってしまい、活用しきれていない人も多いのではないでしょうか?
無難なカラーとされるヌーディーカラー同士であっても、何色か組み合わせることでシンプルながら華やかなデザインにすることができます。数色を組み合わせたネイルは色の合わせ方が難しく、ときに「なんかごちゃごちゃしてうるさいネイルになってしまった…」なんてことも。その点、ニュアンスの異なるヌーディーカラーの組み合わせは、初心者さんであっても失敗しにくいのでおすすめです。
デザインのアクセントには、ゴールドラインを。本来、ラインアートは細い筆を使って、ポリッシュの量を調整しながら自分で線を引かなくてはいけないものですが、慣れていないとかなり難易度が高い作業です。とくに、利き手ではない手で線を引こうととすると、ラインが曲がってしまったり、太さがまちまちだったりと失敗しがち。
そこで、貼るだけOKなラインシールを活用すれば、誰でも失敗することなくきれいなラインを爪に引くことができます。爪の根元にゴールドを入ることで、オフィススタイルにもカジュアルスタイルにも合うネイルが完成!
セルフネイルの基本
セルフネイルはちょっとしたコツを抑えることで、仕上がりのクオリティに大きな差が生じます。特に次の3つのポイントに気をつけてみましょう。
①甘皮処理はしなくても大丈夫
初心者にとってハードルが高い甘皮処理。たしかに、甘皮を処理したほうがネイルが長持ちします。しかし、趣味としてネイルを楽しむ範囲では必須ではありません。 むしろ、ニッパー等の刃物を使って肌を傷つけてしまうと、そこから菌などが入り病気になってしまうこともあります。
どうしても甘皮処理にチャレンジしてみたいという方は、お湯に指をしっかりとひたして甘皮をやわらかくしたあと、プッシャー部分がセラミックでできたオイルインのキューティクルプッシャーペンを使い、甘皮をやさしく押し上げてみてください。そのあと、ネイルオイルをキューティクルラインに垂らして、めんぼうでくるくるとなでるとある程度きれいになります。
一度も甘皮処理をしたことない方は、甘皮が固く爪にこびりついてしまっているので、一度ですべてを除去することは難しいもの。きれいな爪を手に入れたい方は、根気よく爪の保湿ケアをしていきましょう。毎日続けることで、甘皮が柔らかくなっていきます。
②ポリッシュは手の上で転がす
塗る前にポリッシュ瓶を振ってしまうと、乾いたときに気泡が入りやすくなります。カラーが分離している場合は優しく手の上で転がしてみてください。ポリッシュは使っていくうちに劣化するため、できるだけ新しいもの使うようにしましょう。
③ベースコートはマスト!
カラーポリッシュを塗る前は、必ずベースコートを塗ってください。ベースコートはファンデーションベースと同じように、爪の表面を滑らかにしたり、色の補正もしてくれるもの。上に重ねるカラーをきれいに仕上げる効果をもっています。
また、カラーポリッシュの中には、直接爪に塗ると色素沈着してしまうものもあります。それを防ぐためにも、ベースコートは必ず塗ることをおすすめします。
トップコートに関しても、いろいろなメーカーから多様な機能をもったものがでているので、自分の使い方にあったものを探してみてください。
「乾くのが待てなくて、いつのまにかよれてる…」「しっかりかわかしたつもりでも、朝起きたら布団の跡が…」という方は速乾系のトップコートを試してみてください。今回の「チグハグネイル」で使っているトップコートはojimiさんが愛用する速乾系トップコート。これまでしっくりくるトップコートを見つけられなかった方は、今までの苦労はなんだったの?と思うくらい感動すると思います。 自分に合った道具を見極めるのもセルフネイルの楽しみの1つです。
④カラーポリッシュは薄く塗り重ねる
ポリッシュを塗る際は、刷毛を瓶の淵でしごき、液をある程度落としてから爪に塗るようにします。薄めに塗って、カラーを重ねていくと気泡も入らずきれいに仕上がります。剥げ防止のために、爪のエッジ部分も忘れずに塗るようにしてください。
重ねるのがめんどうくさい方は一度塗りできれいに発色するカラーポリッシュを選ぶようにするなど商品選びを工夫してみても良いかもしれません。または、一度だけ薄く塗ってシアーな仕上がりを楽しむのもおすすめです。
「チグハグカラーのゴールドラインネイル」のアイテム
・カラーポリッシュ
ネイルホリック24_7 BE380・BE381・BE383(画像左から順に)
・トップコート
Nailist クイッククリスタルコート(画像右端)
•ベースコート
お好みのもので可
・ネイルパーツおよびシール
ネットショップ カーブシール(ゴールド)(画像左) (All that nailというネットショップで購入できます)
※「ダイソー ネイルアートシール(ゴールドライン)」(画像右)などで代用することもできます。ただし、もともと曲線で作られているカーブシールの方が使いやすく、初心者におすすめです。
「チグハグカラーのゴールドラインネイル」のデザインレシピ
1.ベースコートを塗る
2.ベースコートが乾いたら、カラーのポリッシュを爪に薄く塗る
3色の異なるカラーを5本の爪にそれぞれちぐはぐに塗ってください。今回は親指と中指にBE380、人差し指と小指にBE383、薬指にBE381を塗っています。
3.2が乾いたら再度塗り重ねる
4.3が乾いたら、一度速乾系トップコートを塗る
シールを貼る前にトップコートを塗ると、貼り直しができるのでおすすめです。
5.4が乾いたら、シールをキューティクルライン(爪の根元)に沿って貼る
ネイルシールがシートからはがしにくい場合は、カッターの刃などを使うとスムーズにはがすことができます。
6.トップコートを2、3回塗り重ねて完成
シールがはがれやすいので、トップコートを一度塗りで済ませるのはおすすめしません。一度塗って乾いたら塗り重ねるという作業を2、3回繰り返しましょう。
ネイルデザインのポイント
特に難しいスキルは不要で、ポリッシュを塗ってシールを貼るだけで簡単にできるのがポイントです。
1色だけになりがちなオフィスネイルですが、彩度や明度が似ているカラー同士を組み合わせるだけでデザインを楽しむことができます。「オフィスネイルとして浮いてしまうのは困るけど、デザインにひと工夫ほしい…」という方はぜひ挑戦してみてください。
会社のルールが厳しい場合はラインシールを貼らずに、ちぐはぐカラーだけのネイルにしてもかわいいですよ。
デザイン/ojimi