【受診の目安は?】歯ぎしりのセルフチェック 

 

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次のような状態が見られた場合、歯科を受診しましょう。

□長期間、頻繁に歯ぎしりが続く
□歯が明らかにすり減っている
□歯や顎に痛みがある
□歯並びに異常がある
□生え変わりではないのに歯がぐらついている

 

状態によっては、歯ぎしり治療のマウスピース等で治療が必要になるかもしれません。 また、口腔内の歯が全て永久歯に生え変わっても歯ぎしりが続くようであれば、歯並びや噛み合わせの改善が必要になることもあるでしょう。 こういった状態に心当たりがあれば、歯列矯正の相談をお勧めします。

正しい姿勢と生活習慣で「歯ぎしり」を予防

 

特に生え変わりの時期などは、基本的にはあまり心配する必要はない「子どもの歯ぎしり」ですが、姿勢の悪さや頬杖・片側噛み・横向き寝などの癖から、噛み合わせのズレが起きて起こる場合もあります。 そのためには正しい姿勢、癖の改善、よく噛んで食べることを習慣づけて、正しく顎が成長する様よう促して予防していきましょう。 また、ストレスを抱えていそうな場合は、家では息抜きタイムを作ったり、リラックスできる様境を整えたりしてあげましょう。長期間頻繁に続く場合や、歯並びが原因となっている場合、歯や顎に影響が出ている場合は、なるべく早く診察してもらうことが大切です。 ひとりで考え込まず、歯科医院に相談してみてくださいね。

 

文:園延妙子