育休や産休が明け、職場復帰を果たすママたちを悩ませるのが「初めての発熱」の洗礼。保育園に入園したとたん、子どもが熱を出してさっそくお休みを取るハメに…こんな経験に悩まされるママは多いものです。保育園入園後の「初めての発熱」、正しい対処法を詳しく解説します。
なぜ保育園で熱を出しやすくなるの?
保育園など子どもが集団生活をする場は、さまざまな細菌やウイルスなどの病原体がたくさん潜んでいます。その上、保育園では子どもたちが密な接触をしながら過ごすため、感染が拡がりやすいのです。 これまで自宅や、限られた場所にしかお出かけしなかった赤ちゃんは、病原体に対しての抵抗力や免疫力が非常に弱いため、保育園に入るとあっという間に感染してしまいます。 とくに、生後半年以降の赤ちゃんは注意が必要。赤ちゃんはお腹の中で、免疫の働きを担う細胞を、胎盤を通してママからもらった状態で生まれてきます。 この免疫細胞は長く赤ちゃんの身体の中で働き、約半年間に渡って赤ちゃんの身体を守っています。そのため、生後半年頃までは風邪などをひきにくいのです。 しかし、生まれて半年が過ぎた頃から、ママからもらった免疫の細胞がなくなり始め、赤ちゃんを守ってくれる「免疫」が非常に弱い状態になります。 そのため、生後半年以上経って保育園に初めて入園する子どもは、風邪などの感染症をもらってきやすいので注意が必要なのです。