アツアツの白米もいいですが、炊き込みご飯も捨てがたいもの。しかし丸ごとおかずになってしまうご飯があればもっと良いと思いませんか? 今回は、手間がかからない“丸ごとおかずご飯”の炊き方をご紹介しましょう。
玉ねぎ丸ごとご飯は健康効果もバッチリ!
今年2月に放送された『教えてもらう前と後』(TBS系)では、いつものご飯と食材まるごと1つを炊くだけで作れる「丸ごとおかずご飯」レシピを特集。はじめに登場したのは玉ねぎが丸ごと入ったご飯でした。
作り方は米(2合)にコンソメ(大さじ1)としょう油(大さじ2)を加える工程から。水を規定の量だけ入れて混ぜたら、上下をカットして皮をむいた玉ねぎを丸ごと1つ入れてください。炊き上がった後にバターを加えて混ぜればできあがり。
玉ねぎを丸ごと入れるだけなのに、どうしてご飯が美味しくなるのかも気になりますよね。番組に出演していた料理研究家の方によると、“玉ねぎのでんぷん質が時間をかけて加熱されることで、甘く感じられるようになる”から。
さらに玉ねぎには、血液サラサラ効果が期待できる「硫化アリル」という成分が含まれています。この硫化アリルは水に溶ける性質があるため、栄養を逃がさない炊飯器調理との相性も良いそう。
また東京農業大学・山本祐司教授は、「お米を毎日継続的に食べることが生活習慣病の予防や改善につながる」と説明していました。玉ねぎだけでなく米自体も健康効果が高いので、まさに一石二鳥なメニューです。