どのような職種でも仕事をしている限りは“向上心”が求められがち。実際に出世やスキルアップなどに心血を注いでいるビジネスパーソンは少なくありませんが、「向上心を持って当たり前」という考え方には疑問を抱く人も多いようです。
“向上心”前提のマネジメントは失敗する?
先日ネット上でマネジメントに関する提言が話題になりました。組織の効率化やパフォーマンス向上などを図るマネジメントですが、「全人類が自分の成長を望んでいると思ってたら失敗する」と注意を促しています。
確かに社会人になれば誰しもはじめは「頑張って出世したい!」「もっと収入を増やしたい!」というモチベーションが少なからずあるもの。企業も賞与などで、社員のやる気をさらに高めているところもあります。
しかし、それらは収入アップを目的とした動機付け。何も自分にメリットがないなかで、誰もが自分自身で向上心を保ち続けているわけではありません。
実際に今回話題になったツイートには、「自分も『稼ぎたい!』というよりは、『今日と同じような明日が続いてほしい』って思うタイプ」「よく『そんなんじゃ成長できないよ?』って言われるけど、成長しても仕事が増えるだけでいいことなくない?」と共感の声が。仕事の成功や出世に重きを置いていない人も多いようです。