使い切れないうちにサイズアウトしてしまった紙おむつ、どうしていますか?
特にSサイズは赤ちゃんの成長が著しい時期にあたるため、すぐに小さくなってしまった…サイズは使えても吸収量が追いつかない…というママが多いのではないでしょうか。
続けて2人目・3人目を考えているならそのまま保管したり、近所の月齢が小さい子に譲ったりする人が多いと思いますが、先輩ママたちに聞いてみると、実は目からウロコの意外な活用法がいくつもあったんです。
トイレトレ中も紙おむつが活躍!
おむつの本来の用途はもちろん、おしっこを吸収することですよね。この機能はトイレトレーニングが始まった時にもフル活用できます。
「うちはほとんどフローリングとクッションフロアなので、おむつなしでシャーっとさせて、短期でトイレトレを終わらせる作戦でした。でも雑巾やタオルの洗濯は大変…そこで、サイズアウトした紙おむつを使用。さすがの吸収力で、あとは除菌ティッシュで拭く程度ですみましたよ」(Nさん・35歳・3歳児のママ)
「おまるを使ってトイレトレ―ニングしていました。毎回トイレに流して水洗いは大変なので、中に小さくなったおむつを敷いて、ほとんどはねていなければおむつを捨てるだけでOKなので楽でした」(Oさん・30歳・4歳児と1歳児のママ)
「おねしょの回数も減ってきたので油断すると、おねしょシートを敷いていない夜にかぎっておねしょしちゃうんですよね…(笑)。丸洗いが大変な時は、そこだけ水をかけ、おむつを両側からはさむようにあてて足で踏むとかなり汚れが取れます!」(Tさん・37歳・6歳児と3歳児のママ)
家族の非常時にも紙おむつが使える!
紙おむつは、赤ちゃん以外の家族にとっても便利な使い道がたくさんあるようです。
「0歳児と、3歳になる上の子がいます。上の子はもうおむつは取れていますが、胃腸風邪などで下痢してしまうとトイレが間に合わないんですよね。念のため、サイズアウトした下の子のSサイズをパンツの中に入れておけば、通院中に万が一もよおしても、とりあえず被害を防げます」(Hさん・31歳)
同じく、
- 上の子の胃腸風邪やママのつわり時、ナイロン袋に入れて嘔吐の吸収材に
- ママの破水時に
- カットしてママの母乳パッドに
というものから、室内犬の生理用にはかせる人まで、広く家族に役立てているのが分かります。
そのほか、
「帰省などで高速道路が渋滞して、万が一子どもがサービスエリアのトイレまでもたなくなった時のため、折りたたみ式のトイレにレジ袋をかぶせ、紙おむつを敷いて、簡易トイレを用意しています」(Eさん・38歳・6歳児と5歳児と2歳児のパパ)
さらには、
「会社の検診で、大腸がん検査用の検体を取るとき、受け皿にしています…後始末も簡単だし、毎年必要なのでひそかに重宝していますよ(笑)」(Fさん・35歳・4歳児と1歳児のママ)
「実はときどき生理用品がわりにしてます…!産後に生理が再開したとき、量が多くて大変だったので使ってみたら、さすがの吸収力と、赤ちゃん用だけに肌触りも最高!ただ、見た目はモコモコするので、夜限定でこっそり使ってます」(Sさん・33歳・1歳児のママ)
というマル秘の使いみちまで。
家事にも使える!紙おむつ
余った紙おむつの活用法として多くの人からあげられたのが、その吸収力を利用して、揚げ油の処理に使うというもの。
「ナイロン袋や牛乳パックにカットした紙おむつを入れ、古い油を流し込んで捨てるだけ。手も汚れずいいですよ」(Eさん・30歳・1歳児のママ)
また、こんなユニークな活用法もありました。
「割れ物、特にビンに入った液体を宅配便で送ったり、スーツケースに入れて持ち運ぶ時のクッション材にもいいですよ。万が一液体がもれても、おむつなら吸収してくれますし」(Nさん・37歳・7歳児と3歳児と0歳児のママ)
「ゴミ用ポリバケツの底におむつを敷いておき、ビニール袋から生ごみの汁が出てしまった時の吸収材に。汚れた時だけ交換すればOKです」(Aさん・32歳・2歳児と0歳児のママ)
「冬場、窓の結露拭きに使っていました」(Wさん・30歳・4歳の双子のママ)
「洗濯機の排水口が詰まって洗面所が水びたしになったことがあるのですが、残っていた新生児用おむつ10枚が給水に大活躍でした…」(Rさん・30歳・0歳児のママ)
工作の材料にもなる?
さらに、紙おむつの中身を使って子どもと工作を楽しめるというテクニックもありました。
5歳の上の子と一緒に手作り芳香剤を作ってみたというUさん(36歳)。
「まずはおむつに水を吸わせて、中身の高分子吸収体をガラス瓶などに取り出します。食紅や絵の具で色を付けたら、好きな香りのアロマオイルをたらして混ぜるだけ。子どもの好きなビーズや造花などを入れてもいいですよね」
なお、紙おむつの中身を取り出して使う場合は、お子さんから目を離さず、誤飲や誤食などの事故がないよう十分気をつけておこなって下さいね。
売る・寄付する
お祝いでいただいた紙おむつのサイズが重なったなど、未開封のパックごと余ってしまった場合は、早めに売ったり譲ったりするのも有効活用といえます。
売る場合は以下のような場所が利用できます。
- フリマアプリ
- オークション
- リサイクルショップ
- フリーマーケット
譲る場合は、親戚やママ友・近所の年下のお子さんのほか、
- 幼稚園・保育園のバザー
- 保育園や乳児院、児童館
- 小児科
などで引き取ってもらえることも。
途上国や被災地へ支援する物資としても喜ばれる場合があります。
とはいえ、おむつはデリケートな赤ちゃんの肌に直接使用するものなので、いずれも事前に受け付けてもらえるかどうか必ず確認しましょう。
おわりに
MサイズやLサイズの紙おむつは比較的長期間使えるというママが多いですが、新生児用やSサイズは使える期間が短いうえ、いつサイズアウトするか予測がつきにく、余らせてしまうことも多いようです。
どうしても譲ったり売ったりできない場合は、今回の記事も参考に、うまく家庭で活用してみて下さいね。
文/高谷みえこ