子どもに「鼻のかみ方」を教えるのは、なかなか難しいもの。鼻息の出し方やタイミング、強さなど、ポイントを正しく教えてあげないと、トラブルを引き起こすこともあります。子どもにもわかりやすい「鼻のかみ方」を、小児科の看護師がアドバイスします。

 

「鼻のかみ方」を教えるときのポイント3つ

 

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子どもに練習をさせるのは、ママのお話が理解できるようになる2〜3歳ごろから、少しずつはじめることをおすすめします。 正しい鼻のかみかたを教えることは、中耳炎や副鼻腔炎などの病気を引き起こさないためにも大切です。 子どもによく言い聞かせたいポイントは、次の3つです。

<正しい鼻のかみ方の3ポイント>
●強くかまない
●口を閉じる
●片方ずつかむ(片方の鼻の穴を押さえながらかむ)

 

一気に強くかむと耳に不要な負担がかかって耳を痛めたり、中耳炎になる可能性もあります。少しずつ小刻みにかむように教えましょう。 口を閉じないでかむと、口から空気が抜けてしまい、鼻水をしっかり出し切るのが難しくなります。口を閉じてかむよう教えましょう。 上記3つのポイントをよく伝えて、お子さんと一緒に鼻水をかむ練習をしてみましょう。 とはいえ練習中は、まだしっかりと鼻水を外に出し切れていないこともあるので、様子を見て吸引もしてあげてくださいね。