コロナ禍で今年は家の行き来は避けている人も多いかもしれませんが、子どもが園や学校の友達と仲良くなると、自宅で一緒に遊び出すことってありますよね。でも、もし友だちが頻繁に遊びにきたら…。今回は、以前ネット上で注目された「子どもの友達が毎日家に来る」というお悩みを見ていきましょう。
子どもの友達が毎日家に来る… どうすればいいの?
事の発端は、小学1年生の息子を育てているお母さんからの「毎日子どもが家に友達を連れてくる…」とのつぶやき。続けて彼女は「最初のうちは嬉しかったけど、毎日走り回ったりお菓子をねだられたりして本当に大変」「友達に注意しようと思いましたが、息子が嫌われたらイヤなのでなかなか伝えられません。同じような経験をしてる方はどう対処してますか?」と質問していました。
“友達が毎日家に来る”問題には多くの親が悩んでいるらしく、相談者の悩みに対して「うちもまったく同じ状態でお手上げ…。子どもに『毎日はやめてね』って伝えてるけど収まる気配がない」「楽しそうに遊んでくれるのは良いんだけど、毎日の片づけが大変過ぎるからやめてほしい」と共感の声が。
相談者と同じく「友達に注意しにくい」と声を上げる人も目立ちます。「人の子どもを注意したことがないので、怒りにくい…」「『今日はダメ!』って断ったら、子どもをガッカリさせそうで言えない」といったコメントが見られました。
「週に1回まで」「お菓子は持参制」家遊びの我が家ルール
ママたちのクレームが上がる中、様々なアドバイスも。まず目立ったのは“ルールを決める”というアイデアです。
たとえば「あらかじめ家で遊んでいい日を決めればいいと思う。うちの場合は土日NG」「当日の『うちに呼んでもいい?』は却下。しっかり計画を立ててほしいので、遊びたい日から1週間前までに聞いてもらうようにしてる」などのコメントが寄せられています。
他のアイデアを見ていくと、「友達が帰ったあとの片づけが本当に大変なので、子どもたちにやってもらう。片づけさえしてくれたら、遊びに来てもいいかな」「我が家ではお菓子や飲み物を“持参制”に。その方が気がラクだし、お金もかからないから助かる」などの声が。
しかし、ときには急に子どもがやってくることも。そんな時におこなっている対処法として、“友達の親に報告する”との意見が多く見られました。「何度も注意してるのに遊びに来たら、すぐ相手の親に連絡。ちょっと申し訳ないけど、そうしないとキリがない」といったコメントも。どうしても解消されないときは、友達の親に協力してもらった方がいいのかもしれません。
外遊びの機会が減りつつある子どもたち
子どもが遊ぶ際は“室内”か“外”の2つに分けられますが、実際にはどちらの割合が多いのでしょうか? 一般社団法人YBP PROJECTは、以前“子どもの「外遊び」と「スポーツ」”に関するアンケート調査を実施しました。
まず、幼児から小学生の子どもがいる保護者たちに「外遊びの機会が減少したと感じますか?」と質問。「はい」と答えた人は86.3%で、東京都に絞った場合は90.7%の保護者が減少したと感じています。
続いて“外遊びが減少した理由”を尋ねると、「テレビゲームなど室内玩具などで遊ぶ機会が増えた(54.2%)」が第1位に。次いで「習い事にいく機会が増えた(50.1%)」「区画整理によって近所の道ばたなど遊ぶ場所が減った(45.8%)」と続きました。
他には「公園のルールが厳しい(37.5%)」「家の近くに公園や広場が減った(32.1%)」との回答も。「外で遊ばせにくい」と感じている親は少なくないようです。
不満の声が目立った“友達が毎日家に来る”問題。まずは、負担がかからないように“ルール”を決めてみてはいかが?
文/内田裕子
参照/一般社団法人YBP PROJECT「子どもの『外遊び』と『スポーツ』の取り組みに関するアンケート調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000010289.html