通勤中の車内で腹痛に襲われると、ただでさえ忙しい朝がさらに慌ただしくなってしまいます。JR東日本の中央線では、そんな時に嬉しい“車内トイレ”を設置中。便利で喜ばれるかと思いきや、意外に疑問視する声も多いようです。

万が一の時に嬉しいトイレつき車両

トイレつき車両は「東京~大月駅」間を結ぶ中央快速線と、「立川~青梅駅」間を結ぶ青梅線の一部普通車に導入。昨年5月には車両へのトイレ設置が完了していましたが、まだ使用はできない状態でした。実際にトイレが使えるようになるのは、車両基地の改修工事が完了してから。2019年度末以降と予定されていたので、春頃には解禁されるかもしれませんね。

 

大月駅から東京駅までの区間は、約1時間50分と長い道のり。もし不意に催したら、我慢し続けるのはちょっと無理があります。車内トイレは、「途中で降りると仕事に間に合わない…」という時の救世主になりそう。中央線のトイレ設置について、ネット上では「ホント便利になって嬉しい! 事故とかで止まっちゃったら、地獄を見ることになるからね…」「中央線のトイレ設置は大歓迎です。通勤時間が長い私みたいな人にとっては、もしもの時に安心な設備」といった声が相次ぎました。

 

一方で、朝の混雑を考えてウンザリする人も少なくありません。「ただでさえ混み合うのに、大きなトイレを設置するなんて…。乗車人数が減るなんてことになったら最悪」「万が一を考えた人が殺到して、トイレつき車両が余計に混雑しそうですね。トイレスペースの分を、座席やベビーカー用のスペースにしてほしいな」など、設備が乗車の支障をきたすことになってしまうのではと考える意見が続出しています。