“恵方巻き”の食品ロスが減少!

フードロス問題は“季節食品の大量廃棄”も悩みの種。昨年の1月に農林水産省は食品小売業者に対し、“恵方巻きシーズンの対応”について「需要に見合った販売」をするよう呼びかけています。

 

シーズン終了後にアンケート調査をしたところ、回答者の約9割が前年よりも廃棄率が改善しました。「予約販売の実施」や「当日のオペレーション、サイズ、メニュー構成の工夫」などのアクションが食品ロス改善につながった模様。次に“廃棄率の削減割合”を見ていくと、「6割以上削減(31%)」がトップに。他には、「2~4割削減(25%)」「4~6割削減(22%)」といった回答が寄せられています。

 

農林水産省は、以前から食品の廃棄を防ぐために「食品ロス削減国民運動」を展開。フードロス解消に取り組む企業に向けて、ロゴマークの「ろすのん」の使用を許可しています。令和2年の恵方巻きシーズンでも、PRとして「ろすのん」を利用する企業が続々登場。「ロス削減」を“見える化”できるのがポイントのようです。

 

新たな動きが目立つ「食品ロス削減」。改善に向けた動きがさらに進み、無駄に捨てられる食品がなくなることを期待しましょう!

 

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文/内田裕子

参照/農林水産省「恵方巻きの廃棄の削減状況に係る調査結果」https://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/kankyoi/attach/pdf/200117-1.pdf