売れ残った食品を廃棄する「フードロス」問題。今年1月に、廃棄を減らすための新サービス「レスキューデリ」が実験的に開始されました。ネット上では、「斬新な取り組み!」「食品ロス改善を期待できそう」と話題になっています。
売れ残った食品をレスキュー!?
「レスキューデリ」とは、フードロスを削減するために考案された“食品エコシステム”。対象となるのは「エキナカ店舗」で、“売れ残りの食品の買い取り”や“駅で働く従業員に販売”の2つがおこなわれます。
この買い取りと販売を実施するのは、フードシェアリングサービス「TABETE」を展開する株式会社コークッキング。具体的なフローを見ていくと、まず閉店後に各店舗からその日に売れなかった商品を「レスキュークルー」が買い取ります。その後、商品を紙袋に詰め合わせて休憩室で販売。駅で働く従業員の人は、格安の値段で食品を購入することが可能に。JR東京駅のパン屋は6個入りのパンを約1800円で販売していましたが、「レスキューデリ」によって価格は500円まで下がっていました。
実際に商品を購入した人からは「安くてありがたい!」と好評の声が続出。他にも、「味がわかるおかげでお客様におすすめしやすくなった」「廃棄が減るので、食品を作っている人たちのモチベーションアップにもつながる」といった声が寄せられています。
同サービスは東京駅のエキナカ商業施設「グランスタ」でおこなわれるよう。飲食店のフードロス解消のために、今後多くの商業施設に導入されるかもしれません。