“名は体を表す”というように、名前は人生を歩む上でとっても重要ですよね。子どもの名前を決める際に、画数を気にする人も多くいます。以前ネット上では、“子どもの名前の画数を気にするかどうか?”という議題に注目が集まっていました。

名前の画数を気にする人は多い?

“良い画数”や“悪い画数”は姓名判断で導き出しますが、やはり“悪い画数”と知って子どもに名付ける人は少ない様子。名前をつける際のエピソードとして、「子どもには幸せになってもらいたいから、一応縁起の良い画数を調べる。名前の候補を調べた時に凶だと分かって、その名前にするのは気がひけたので」「親心として、運勢が下がる画数は避けるようにしました。いろいろ考えたけど、どれも良くなくて希→稀みたいにたしましたよ」などの声が上がっています。

 

一方で「そもそも姓名判断をしない」という人も。画数にこだわらなかった人たちからは、「どんな名前をつけるかは重要だけど、画数までは気にしないかな」「読みやすくて字面の納まりがいいことを優先させたかったので、姓名判断はしなかった。画数にこだわりすぎて、微妙な意味の漢字を使う方が変だと思う」といった意見が聞かれました。

 

そのほか「画数で名前の候補を絞った」という女性も。 彼女は「『画数は関係ない!』と思いつつ、子どもに名前をつける時は名付けの本で画数を参考にしました」「使いたい字とか『こんな感じの名前がいい』という候補が全然出てこなくて、画数の縛りを取り入れるくらいしか名前の候補が思い浮かばなかったから」と回顧しています。子どもの名前を選ぶ基準は様々あるようですが、画数はひとつの“モノサシ”になっているのかもしれませんね。

 

画数にまつわるエピソードを語る人も!

画数にまつわる様々な話を見てきましたが、実際に画数は生き方へ影響を与えるのでしょうか? ネット上には“画数にまつわるエピソード”を明かす人もいました。

 

とある女性は「私は画数が悪い。姉は画数が良い」と告白。その後、「姉は何をしても褒められるし、良くできた人格の美人。だけど自分は正反対。自分と姉の画数の差を知った時に、心が“親と全世界を恨む悪の化身モード”に陥ってた(笑)」と当時を振り返りました。

 

そして「学生の頃に占いブームだったこともあるんだけど、子どもはちょっとしたことがキッカケで人格形成に影響が出るから気をつけてあげて欲しいな」とアドバイスをおくっています。

 

そのほか画数にまつわるエピソードとして、「親が字面の可愛さだけで名付けて、旧姓だと笑っちゃうぐらい姓名判断が最悪でした。けど普通に幸せだと思う人生だし、旧姓にも新姓にも合う可愛い名前なので気に入ってます」「実家がアマゾネスみたいな女性社会なんだけど、名字だけ調べたら『女傑の家系です』と書いてあって思わず笑ってしまった。そこから姓名診断を少し信じるようになった」という話も上がっていました。

 

画数で名付ける人は約2割!

株式会社バンダイが以前実施した「お子さまの“名前”に関する意識調査」によると、画数を参考に名前をつける人も多いようです。同調査では、小学1年生~中学3年生の子どもを持つ親900人を対象にアンケート調査を実施。子どもが「自分の名前の由来を知っている」と答えた割合は、約8割という結果になっています。

 

続いて「子どもの名付けで最も重視したこと」について質問すると、「響き」という回答が21.6%で第1位。次いで「画数」が19.2%で第2位にランクインしています。そのほかは「呼びやすさ(11.0%)」「漢字の意味(10.0%)」などが上位になりました。

 

どのような方法で名前をつけるのかは自由ですが、子どもが成長した後に自分を誇れるような名前をつけてあげたいものですね。

 

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文/河井奈津

参照/株式会社バンダイ「お子さまの“名前”に関する意識調査」https://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question247.pdf