食品ロスは年間643万トン!?

昨年7月に消費者庁は、大きな問題である食品ロスの現状を公開。消費者庁によると食品ロス量は年間643万トンとなり、10トントラック約1760台分の食品が毎日無駄になっているそう。

 

食品ロスの内訳は事業系廃棄物由来が約352万トン、家庭系廃棄物由来が約291万トンという結果に。食品ロスの約半分は家庭から出ており、年間1人あたり51kgもの食品ロスを引き起こしていました。また、家庭における消費支出の割合は25.5%が食料。1/4もの支出が食料によって消費されています。

 

消費者庁は食品ロス削減のために、消費者への普及啓発を実施。啓発用リーフレットの作成・配布や、食品ロス削減レシピを発信するなどの活動を行いました。学校給食での「食品ロスを削減するモデル事業」では、木更津市の小・中学校で特別授業を実施した結果約46%の食べ残しが削減。「もったいない」という気持ちをどれだけ学ばせられるかが重要なようです。

 

環境に対してはもちろん、家計簿にも影響を及ぼす食品ロス。あまった食品や調味料を有効活用するなど、食品ロス削減に意識を向けてみませんか?

 

文/長谷部ひとみ

参照/尾木ママオフィシャルブログ「もったいないから自宅へ毎日持ち帰りはーー」https://ameblo.jp/oginaoki/entry-12562512285.html

消費者庁「食品ロス削減関係参考資料」https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/efforts/pdf/efforts_190711_0001.pdf