ペースに多少の差はありますが、乳歯は生後6か月頃から生えはじめ、3歳頃にかけて全部で20本生えそろいます。成長してからの口内環境にも影響するため、乳歯虫歯は防ぎたいもの。小児歯科の歯科衛生士が「乳歯ケア」で気をつけたいポイントを、乳歯が生えそろうまでの成長時期に合わせてまとめました。

 

 

iStock.com/ziggy_mars

「上下4本の前歯が生え揃う」時期

 

●この時期は、歯磨き自体はさほど重要ではありません。子どもも嫌がることが多く、苦労の割には虫歯の予防効果も低い時期です。なので、完璧に磨くことではなく、歯磨きを「習慣」にできるようにしてください。 ●歯が生え初めると痒いためか、おもちゃやタオルのほか、歯ブラシを噛む子どももいます。本人に持たせる子ども用の歯ブラシと、ママが使う仕上げ用の、2本を用意するとよいでしょう。 ●汚れが気になるときには、ガーゼで拭いてあげるだけでも十分です。

 

>>NEXT 次は「最初の奥歯」が見える時期