子どもの感性に働きかける絵本。できれば子どもが成長してくれそうな絵本を読みきかせたいですよね。今年11月に放送された『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)で、絵本専門士の杉上佐智枝さんがおすすめの本を紹介しています。

杉上佐智枝さんが紹介する子どもが楽しめる絵本とは?

番組にゲスト出演したのは、2016年に結婚した水野美紀さんと唐橋充さん夫婦。最近子どもに本を読み聞かせても、全然聞いてくれないと悩んでいました。女優の水野さんが感情を込めて読んでも、途中で子どもに「おちまい」と閉じられてしまうそう。

 

そこで日本テレビアナウンサーの杉上佐智枝さんが、水野さんのために絵本をピックアップ。杉上さんは絵本専門士の資格を持ち、イベントなどで絵本の読み聞かせなども行っています。最近注目を集めており、杉上さんは受講資格を得るだけで10倍の倍率を生き残ったと語っていました。

 

まず紹介されたのは『おでこはめえほん けっこんしき』『おでこはめえほん はくぶつかん』(どちらもブロンズ新社刊)。変わった形をした2冊の絵本は、名前の通りおでこにはめて“顔出しパネル”のように遊びます。ちょんまげや動物の耳など、パネルの種類はバラエティ豊富。子どもと見せ合って遊べるため、飽きずに使い続けられそうですね。

 

ライトで照らして楽しむ絵本!?

続いて紹介されたのは、『モーションシルエット かげからうまれる物語』(グラフィック社)。絵本というよりも“アート”として有名らしく、2015年の「世界で最も美しい本コンクール」で銅賞を獲った作品です。

 

作品を楽しむためには、ライトを使う必要が。そこでスタジオの照明を下げて、杉上さんがペンライトを使って実践。本を開くと、木の枝のような紙が1本立ち上がりました。ペンライトで下から照らすと空へ伸びる木に見え、上から照らすと街に雷が落ちているように見えます。パーソナリティの久本雅美さんは思わず、「(癒されて)眠くなってきた」とコメント。

 

最後に紹介されたのは、リチャード・スキャーリーさんが制作した『よこながきしゃぽっぽ』(大日本絵画)。杉上さんは「アメリカの子どもはこの方の絵本を読んで育つ」とコメントしていました。本を開いたところ、蛇腹状に畳まれた汽車が出現。先頭車両を持って伸ばしていくと、最終的には2メートル以上の長さに。車両に積まれたバナナを探し、窓などの仕掛けをひらいて遊ぶようです。

 

画期的な絵本たちに、「うちの子もすぐに飽きちゃうからこういう絵本が欲しい!」「普通に大人も楽しめそうですね」などの声が相次いでいました。

 

小原正子さんの子どもがハロウィンにちなんだ絵本を制作!

基本的には購入して読む絵本ですが、自分で作ってしまう子どももいるようす。お笑いコンビ・クワバタオハラの小原正子さんは、ブログで子どもが作った絵本を紹介しています。

 

小原さんの息子さんはハロウィンにちなんだ絵本を作ったらしく、お城にクモの巣やジャックオーランタンが描かれていました。絵の下には、「むかし むかし あるまちに おおきい おうちが ありきした」と微笑ましい誤字のある1文が。

 

次のページをめくってみたところ、何の絵も描かれていません。かわりに「つぎのひいえわなかった」と綴られており、家が消えてしまったことを絵本にしたようす。小原さんは息子さんの作品に対して、「みじかっ! でもちょっとこわいし、なんかいい」とコメントしていました。ブログのコメント欄からは、「子どものたどたどしい文字や絵…。本当にかわいいです」「楽しい。何度読んでも大爆笑してしまう」などと絶賛の声があがっています。

 

子どもの想像力を育む絵本。感受性を養うために、楽しい本を読み聞かせてみては?

 

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文/長谷部ひとみ

参照/小原正子オフィシャルブログ「絵本☆」https://ameblo.jp/ohara-kuwaoha/day-20191021.html