三角形で無駄遣い防止!?

そもそもトイレットペーパには、なぜ“シングルとダブル”があるのでしょうか? 昨年放送された『チコちゃんに叱られる!』(NHK)によると、元々トイレットペーパーはシングルが主流だったそう。それから年月が経ち“ダブル”が誕生しました。トイレットペーパーは本来「ツルツルの表面」と「ザラザラの裏面」が存在しますが、ダブルは両面が表面になったハイブリッド型。「シングルの方が紙質が悪い!」という人は、もしかすると裏面を使っているのかもしれません。

 

またシングルは紙を巻くための作業時間がかかるので、製造コストは“ダブル”の方が安上がりに。企業にとってありがたいダブルですが、シングルが今でもある理由は「シングルファンがいるから」とのことでした。

 

ネット上では、「シングルはダブルより長持ちしそう!」という声もちらほら。実際どちらの方が経済的なのか気になりますよね。今年5月に放送した『この差って何ですか?』(TBS系)では、それぞれの“1ロール当たりに使える回数”を調査。「シングル」のトイレットペーパーは「ダブル」に比べて、約14回も多く使えることが判明しています。

 

経済的に考えるとシングルの方がお得かもしれませんが、どちらを使用する場合でも“無駄遣い”は避けたいところ。今年5月放送の『やわらかアタマが世界を救う』(NHK)では、「トイレットペーパーを無駄遣いしない方法」が放送されていました。大阪大学の松村真宏教授によると、“手で押して三角形にするのがおすすめ”とのこと。丸い形のままだと巻く動作が気持ち良くなって、多めに回してしまう可能性が。しかし三角形にして回りにくくすれば、無駄遣い防止に繋がるようです。道具も一切必要ないので、どこでも簡単に実践できますよ。