違いを認めて押しつけない文化
様々なシーンで「男女平等」が浸透してきた現代ですが、アイスランドにはあえて“男女分けクラス”を行っている教育機関も。アイスランドといえば、世界経済フォーラムが発表する「ジェンダーギャップ指数」が最も少ない国として知られています。福祉情報総合サイト「NHKハートネット」は、「世界で1番男女平等な国」であるアイスランドの「男女分けクラス」に注目。
「男女分けクラス」を行っているのは、ジェンダー平等教育に力を入れているマルグレ・パラ・オラスドッティルさんが運営している幼稚園です。子どもたちは男の子だけ、女の子だけのクラスに分けられ、それぞれの遊びに夢中。女の子がマントをつけてごっこ遊びをしたり、男の子がかけっこしたりと自由に遊び回っていました。
マルグレさんは男女がそれぞれの空間で育つことによって、異なる文化を堪能できると考えたそう。男女が平等に暮らすためには「幼少期から自分らしく過ごすこと」、「社会からの性別役割分担を押しつけないこと」が大事だといいます。
性別によって異なる部分があったとしても、「男だから」「女だから」と生き方を押しつけない文化が育っていくといいですね。
文/河井奈津