「近所じゃなくても、わざわざ行く価値あるよ!」と、最近ママたちの間で話題になっている激安スーパー、オーケー。顧客満足度調査(JCSI)のスーパーマーケット部門で1位を獲得し続けているという調査結果もあるそうです。
オーケーでは、いわゆる「特売日」がありません。その代わり、毎日いつでも商品を安く買えるという「Everyday Low Price」をモットーに掲げています。そして低価格とはいえ、「高品質」のものしか扱わないという徹底ぶり。
そんな「高品質・Everyday Low Price」のオーケーでなにをチェックすべきかを、広報の小川さんにもナビゲートいただき、徹底取材。今回訪れたのは、「オーケーみなとみらい店」。どれもこれも、安い…!まずは、普段私たちママがよく使うもので、かつ、他のどこよりも安く買えるものを探しに。
1記事目では、なかでも割引率が高くてコスパのいいものを教えていただきました。
目次
オーケー広報担当に聞いた 割引率が高いおすすめ商品は?
オーケーで扱っている商品は、いわば普通のスーパーマーケットとなんら変わらないもの。ただ違うのは、「割引率の高さ」だけです。そこで、割引率が高い商品をリサーチ。とはいえ、オーケーの店舗が近くにない場合、保存が効かないものをわざわざ買いに行くのも…という話。
そこで、「ある程度保存が効くもの」でママの使用頻度が高いものに絞り、割引率のポップをひたすら調査。これは、少々店舗が遠くてもオーケーで買う価値がありそう!というものをピックアップしました。
また、実際に購入する際は忘れずにいたいのが会員カードを作ること。サービスカウンターで発行費用200円で即時にカードを発行してもらえます。
カードを提示すると、食料品においては本体価格の3%相当額(3/103)が割引されます。こちらは現金払い、またはスマホ決済(LINE Pay、PayPay・楽天ペイ)の場合のみ適用です(酒類を除く)。
割引率第1位:ハグルマ トマトケチャップ(500g)
メーカー希望小売価格370円の品が115円(会員価格・税抜)【6.8割引】
子どもが大好きな味付けの一つ、ケチャップ。冷蔵庫にあると思っていたけれど、いつの間にかなくなっていた…ということも、よくありますよね。
そのため、ある程度ストックしておくと便利な一品です。オーケーで扱うこちらの「ハグルマ トマトケチャップ」は、なんと会員価格で118円(税抜)!トマトの濃縮率が高く完熟トマトに多く含まれているリコピンの含有率が高いという、品質も高いもの。この値段にしてこの品質は、買いです!
割引率第2位:旭化成 サランラップ(30cm×20m)
メーカー希望小売価格300円の品が125円(税抜)【5.8割引】
電子レンジでの調理に、料理の保存に、私たちの生活とは切っても切れないキッチン雑貨が食品ラップ。オーケーでは、サランラップをなんと5.8割引という、高い割引率で買うことができます。これはまとめ買いしておきたい!
割引率第3位:ニチレイ 具材たっぷり五目炒飯
商談時使用売価540円の品が227円(会員価格・税抜)【5.6割引】
子供がグズって帰宅が遅くなったり、仕事で疲れ果ててしまった日の夕飯に、頼れるのが冷凍食品。
オーケーでは様々な冷凍食品が安く手に入りますが、中でもニチレイの商品は格安!たっぷり2人分もあるこちらの炒飯は、わずか233円とはありがたい限り。
割引率第4位:味の素 ほんだし 和風だしの素(60袋×2 顆粒120g)
商談時使用売価430円の品が232円(会員価格・税抜)【4.6割引】
子供が小さいうちは特に、しっかりとだしが効いた薄味の料理で味覚を育てたいものですよね。賞味期限も長いので、ぜひ買っておきましょう。
割引率第5位:ニッポンハム シャウエッセン(381g)
メーカー希望小売価格960円の品が466円(税抜)【5.1割引】
こちらも朝食やお弁当に便利なウインナー。とはいえ、「メーカー品を買うと少々高いのよねえ」と感じていたママも多いのでは。
オーケーではウインナーの代表的なメーカー・シャウエッセンのウインナーをほぼ半額で買うことができます。パリパリとした食感が、やっぱりおいしい!
割引率第6位:かどや 純正ごま油(200g)
メーカー希望小売価格470円の品が238円(会員価格・税抜)【4.9割引】
調理にはもちろん、料理の仕上げにひとかけするだけで、風味をプラスしてくれるごま油。100%ならではのコクと香ばしい風味が魅力のかどやのごま油も、オーケーでは高い割引率で安く買うことができます。
割引率第7位:ハーゲンダッツ(110ml)
メーカー希望小売価格295円の品が194円(会員価格・税抜)【3.4割引】
頑張った日のご褒美はハーゲンダッツというママはひとり、ふたりではないはず!でもちょっと値段が張るから頻繁に買うには気が引けますよね。そんなハーゲンダッツもオーケーでは、お買い得に買うことができます。これも、大量仕入れのなせる技。しかもアイスクリームは長期保存が可能。疲れた日の癒しをストックしておきましょう!
オーケーのここがすごい 「安さ」と「買い易さ」
オーケーが主婦に愛される理由は、「安さ」と「買い易さ」を両立しているからこそ。そこで、他のスーパーマーケットと一線を画す、オーケーのさまざまな取り組みについてピックアップしました。
「安さ」の工夫① 経費を削る
オーケーには、売価を安くするためにさまざまな独自のルールがあります。
まずは人件費をはじめ、経費を最小限におさえていることで、商品の価格を極力抑えるようにしているということ。
買い物カートは、「100円を入れてカートを引き出し、片付けたら100円が戻ってくる」という仕組みを採用。駐車場がある店舗などはとくに、駐車場で放置されているカートを片付けるために人員が必要となるため、その人件費を削る対策としてこちらが導入されたそう(一部の店舗のみ)。
レジまわりも、経費削減。有人レジを極力減らし、セルフレジの導入を図っています。
持ち帰り用のビニール袋は1サイズのみで1袋6円。こちらは、全店共通のルールです。その代わり、食品が入っていたダンボールがレジ近くに置いてあります。車移動の人は、箱詰めして食品を持ち帰るという人も多いようです。
「安さ」の工夫② 種類を絞る
「他にも、安さのヒミツがあります。オーケーでは取り扱いのメーカーの種類を絞っていることにより、大量発注・大量販売が可能になります」
オーケーみなとみらい店で扱われている油のメーカーは、J-オイルミルズ製品を中心に販売。同じ例がチューブ調味料にもみられ、現在ではハウス一社に絞ることにより売価を強化しているそう。その場合、例えばハウスで扱っていない種類のチューブ調味料があればそれだけは別メーカーから仕入れます。そうすることで商品の偏りも発生せず、お客さんの満足度にも繋げています。
「安さ」の工夫③ メーカーに特別発注
「オーケーでは、オリジナルでメーカーに発注して作ってもらっている『オリジナル』商品がいくつかあります。メーカー品で売価が安すぎるとほかの競合店にもかかわってくるので、『オーケー印』としてコスパよく作っていただいているのです」
例えば、こちらのカレー。高級な価格帯のカレーをベンチマークにして安く作ってもらうように依頼。数量が多いからこそ実現できる価格での提供をしています。
「買い易さ」の工夫① 品質へのこだわり
「ロープライスであっても、高品質でないものは扱わない」というのがオーケーのポリシー。できるだけ保存料着色料とか添加物をなるべく使わないようにこだわっています。納得した商品だけを取り扱うため、毎週1回商品会議を開いています。出席者全員が実際に食べてみて、使ってみて、品質を確認し、売価を吟味します。
こちらは、ハムのPOP。ハムには発色剤(亜硝酸ナトリウム)が入っているものが多く、発色剤(亜硝酸ナトリウム)が使用されているものとそうでないものの表示が、分かりやすくしっかりとされています。 「無塩せき」というのは、発色剤が使用されていないもの。一方で「発色剤使用」の表示が使用されているものです。裏面の成分表示を詳しく見ないでも、一目瞭然なのはありがたい!
「買い易さ」の工夫② 一目瞭然のPOP
果物や野菜など、旬がある商品については「はしり(旬の前)、たけなわ(旬)、なごり(旬の終わりにかけてもうすぐなくなります)」というPOPで、わかりやすく表示をしています。
フルーツで強化している商品については、「甘さの早見表」なるものも。これで品種別の味が一目瞭然!
オーケーならではのルールとして「オネストカード」があります。これは、在庫が少ないものや売価が上がってしまうもののバックグラウンドを、お客さまにきちんと説明する役割を果たしているカードです。
「例えば南水梨は、台風による豪雨被害をうけて収穫が激減しています。ただ並べるのではなく、その商品の背景をきちんと説明することによって、お客さまに納得して手にとってもらえれば、ということで始めた試みです」
プライスカードには、さまざまな表記があります。こちらはオーケーの基本理念である「高品質・Everyday Low Price」のPOPです。定番商品にこちらの表示がされています。
「特別提供品」というのは、数量限定の1回かぎりの納品の商品。好評であれば定番化するという、テスト的に置いている商品です。だから基本は、陳列されているものがなくなったら追加発注はしないものだそう。このPOPがあるものは、ユニークなものに出合える可能性が高いですよ!
期間限定で通常の価格より安い価格設置がされているものには「更にお買徳」のPOPが。期間限定とはいえ、1ヶ月くらいかけてこの価格設定が行われることが多いそうです。
「競合店対抗値下げ」は、競合店の特売価格にあわせて、同じ期間価格に合わせています(点数に制限あり)。それよりももっと安い価格で提供されているものです。オーケーでは常に競合店の売価も調査されているといるのです。すごい!
「買い易さ」の工夫③ お客様の視点に立って
防災対策として、日頃から備蓄に意識を持って欲しいということをお客さまにお知らせするために、防災用品コーナーが設けられています。
野菜売り場には、各野菜の下にレシピや、下ごしらえ方法などの紙が置かれていることも多いです。持ち帰れるので、便利!
お肉売り場にはお弁当のアイデアも。献立に悩むママには嬉しいヒントですね。
野菜コーナーにも、親切なPOPがたくさん。知っているようで知らなかった野菜のことを学びつつ、買い物をすることができます。
カートには、なんと3つのカゴを載せられるようになっています。とっても使いやすい!
日持ちのする野菜は、箱で買うこともできます。
あちこちに陳列の工夫も見られます。例えば冷凍食品コーナーにはお弁当箱が並べられていて、買い忘れを防ぐように陳列されていたり。これはうれしい!
安くて買い易い工夫がたくさんされているオーケー、行ったことのないママはぜひチェックしてみてください。東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県に120店舗(宮城県に1店舗あり)を展開しています。次の記事では、オーケーでファンが多い「ベーカリー」の人気商品について聞きました。
取材・文/松崎愛香 撮影/田尻陽子 取材協力/オーケーみなとみらい店
※紹介している商品の取り扱い、在庫の有無についてはお近くの店舗の直接お問い合わせください。
※店舗や時期により、