月イチ家計簿は大きな支出を見直せる
家計簿をつけるうえでストレスに感じるもう一つのことといえば、一生懸命支出管理をしているはずなのに、いまいち貯蓄がはかどらないということ。
たしかに、家計簿を毎日つけていると、細かな支出を把握することができます。しかし、それが直接的に貯蓄額を増やすわけではありません。 毎日家計簿をつけていると、どうしても日々の細かな支出が気になってしまいます。例えば、先月より10円でも20円でも安く食費を抑えたい!と、安売りされている食品を買ったり、目先の努力はしやすくなります。 しかし、トータルで見てみると、数十円の節約にしかなっていない、という場合も。
月末の貯金残高を比較するだけの月イチ家計簿であれば、毎月の収支バランスをチェックする習慣をつけることができます。 一見すると大味は家計管理は不安要素も多いように思えますが。全体的な支出の見直しを考えるキッカケになることが期待できます。
とくに、ひと月ごとのトータルの支出に影響を及ぼしやすいのは交際費や遊興費です。収支バランスが前月と比べてプラスになった理由やマイナスになってしまった理由については、大きな枠で捉えた方が分かりやすいことも。
「今月はお醤油が先月に比べて10円高かった」というようなささいなことに目を向けることが間違いというわけではありません。 しかし、ときに数千〜数万単位の出費となる交際費や、季節によって大きく変化がある光熱費などを見直したほうが、結果的に貯蓄がスムーズにいくということも。
このように、大きな支出に目を向けやすくなるというのは、月イチ家計簿の大きなメリットです。