育児に必要なものは様々ですが、その中でも3つだけを選ぶとしたらどうしますか? 先日、Twitter上ではハッシュタグ「#育児の三種の神器」がトレンド入り。今回は、どのようなものが選ばれていたのかピックアップしてみました。

 

育児において外せない“三種の神器”って?


大勢の人がハッシュタグをつけてツイートしていますが、まずは共感を多く集めた意見を見ていきましょう。Twitterでは「スマホとテレビ、電子レンジは絶対必要。スマホかテレビで子どもを引きつけているうちに、レンジを使って手早く調理する」「スヤスヤ眠れるようなベビーカーと、揺らすだけで寝かしつけられるバウンサー。あとはぐずりだしたときに食べさせる“卵ボーロ”があれば最高」「70度に設定できる電気ポットと、調乳用のいろはすは外せない! 口からこぼしたとき用のティッシュも常に持ち歩いてる」などの意見が。

 

三種の神器は、何も“モノ”だけとは限りません。「家事能力の高い夫と優しい義実家。それと何をしても疲れない体が欲しい…」「気力・財力・体力が揃ってこそ心配なく育児が続けられる。でも現状はかなりギリギリのバランス…」「忙しすぎてもはや楽天、Amazonが無いと生活できない。どんな忙しい中でも絶対にTwitterはやるけどね(笑)」といった声も寄せられています。

旦那に必要な三要素は?


あげられていた中には、一風変わった三種の神器も少なくありません。「うちで活躍してる三種の神器は猫・猫・猫。いつも猫たちが子どもを見ててくれる」「子どもが小さいときはアンパンマンカレー。少し成長した女の子にはプリキュアカレー、男の子には仮面ライダーカレーを作る。どの世代もキャラクターもののカレーが大好き」「野口英世と樋口一葉、福澤諭吉があれば他に何もいらない」などのユニークな三種の神器が。

 

また三種の神器については、「完璧な夫が1人いてくれれば十分」という意見も上げられています。そこで夫に必要な3要素を見ていくと、「家事・育児に参加してくれることは不可欠。週末には家族みんなでドライブに行き、疲れた私をマッサージしてほしい」「私の親と仲良しなことと、子どもを長時間抱っこしても疲れない腕力。あと朝早くに起きて食事を作ってくれる夫がいいな…」などの意見が寄せられました。

新・三種の神器は時短効果が高い!?


三種の神器といえば、育児ではなく家電にまつわる面白いデータもあります。株式会社ネオマーケティングは以前、「共働き夫婦の新三種の神器 家電に関する調査」を実施。新・三種の神器と呼ばれる「乾燥器つき洗濯機」「食洗機」「ロボット掃除機」について、利用者の反響を調べていました。

 

まず“普段使っている家電はどれ?”と聞いたところ、「ロボット掃除機以外の掃除機」が86.2%を占めて1位に。2位は「アイロン(85.3%)」、3位は「オーブン(70.8%)」と、トップ3までに新・三種の神器は見当たりません。「乾燥機つき洗濯機」の使用率は43.5%、「食洗機」は29.4%と半数以下でした。また「ロボット掃除機」に至っては8.5%で、まだまだ普及率は高くないようです。

 

続いて“新・三種の神器を使用して時間に余裕が生まれたかどうか”を質問。「時間に余裕が生まれた」「やや時間に余裕が生まれた」という回答の合計値を見ると、「乾燥機つき洗濯機所有者」は69.1%を占めています。また「食洗器所有者」は90%、「ロボット掃除機所有者」は87.9%という結果に。

 

家電の三種の神器はどんどんハイテク化していきますが、育児の三種の神器は“モノ”だけでなくお母さんたちの創意工夫から生まれたものも。ぜひ自分なりの三種の神器を探してみてはいかが?

文/牧野聡子