小さい子どものお願いにはできるだけ答えてあげたいもの。しかし突拍子もなく「絵を描いて」とお願いされると、何を描こうか迷ってしまいますよね。実際にどんな絵を描いてあげているのか、ネット上の声を見ていきましょう。
とっさにアンパンマンを描く人は多い?
ただ一口に「絵を描く」といっても、絵のジャンルは人によって様々。
例えば「キャラクター」を書く人は、「ジバニャンを描いてあげると、とっても喜んでくれます!」「喜ばれやすいのはサンリオのキャラクター。この前描いてあげたら、ストーリーを作って聞かせてくれた(笑)」「やっぱりアンパンマンは鉄板だよね。小さい子ならだれでも知ってるし簡単」といったキャラクターをあげています。
次に目を引いたのは「動物を描く」という人のエピソードでした。 「うちの子はペンギンを描くと喜ぶのに、イルカを見せると泣く… 泣かれないイルカを密かに練習中」「猫を描いているつもりなのに、いつも犬と間違えられてしまう」「男の子にはライオン、女の子はうさぎと描き分けてる」などの経験談が。
また「チューリップ」「バラの花」といった花を描く人も多い一方で、「野菜を描くと嫌がられた」という声も少なくありません。子どもの好き嫌いは、絵の内容にも反映されているようですね。
子どものリクエストに四苦八苦する人も…
さらに「絵を描いて」というお願いから、様々な遊びに発展することも。 「『絵を描いて!』と言われたらクイズ大会を開催します。動物を描いて『これは何でしょう?』って聞くとすごく盛り上がりますよ!」「子どもがある程度絵を描けるようになってから、2人で絵しりとりをするようになりました」などの遊びがあげられています。
しかし絵が下手な人にとっては、子どものお願いが苦痛に感じることもあるはず。そういった人たちに向けて、簡単に可愛い動物を描くためのコツが寄せられていました。 「まず丸をベースにして、たてがみや耳などの特徴をプラス。全体的に丸を意識しながら描くと、自然と可愛くなるよ」「下手くそな人は細いペンを使っちゃだめ。太いマーカーでざっくりと描きましょう」などのアドバイスが。
ただ子どもから難しいリクエストをされることも多いようで、「『北斗の拳』のケンシロウなんて描けないよ…」「ジバニャンはギリギリ描けたけど、コマさんは意外と難しい!」といった悲鳴が続出しています。果敢にチャレンジした結果「下手くそでも喜んでくれた」という声は多いので、とにかく描いてみたほうがいいかもしれません。
お絵描きをする子どもは好奇心旺盛に育つ!?
子どものお願いで絵を描く人が多い中で、教育の一環として「お絵描き遊び」を取り入れているお母さんも。では実際、お絵描き遊びをしている人はどれくらいいるのでしょうか? 株式会社ベネッセホールディングスが行った、「幼児期から小学1年生の家庭教育調査・縦断調査」の結果をご紹介しましょう。
まず「子どもと一緒に絵を描いたり、粘土や折り紙で遊んだりしている」頻度を聞いたところ、「よくある」との回答は17.3%。「たまにある」という人も49.9%で、合わせると67.2%もの人がお絵描きを楽しんでいることがわかりました。
さらに「お絵描き」「粘土遊び」を含む、「やりとり遊び」を行う子どもの傾向を調査。「学びに向かう力」という項目では、「新しいことに好奇心を持てる」「ルールを守りながら遊べる」といった傾向が突出しています。続いて「文字・数・思考」を見ていくと、「分類する力」「言語力」が優れているという結果に。
絵をせがまれたときに子どもが喜んでくれるよう、レパートリーを増やしておくといいかもしれませんね。
文/長谷部ひとみ