■「叱らない育児」を認めて欲しくて(玲子さん/34/パート)

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私は「叱らずに子どもと話し合う育児」をしています。様々な本を読んだ結果、この教育法にたどり着きました。息子がなにか悪いことをしたときは一方的に叱るのではなく、同じ目線に立って時間をかけて話し合います。 はたから見たら「甘い親」だと思われるかもしれません。だから聞かれてもいないのに、自分の育児論について熱弁してしまうんです。特にママ友の前で子どもが悪いことをしたときは、慎重に話し合う様子を見て欲しくて。 心のなかでは、ママ友たちに理解してほしいと思っているんでしょうね。でもあるとき、息子が保育園のお友だちと言い争いになり、叩いてしまったことがありました。そのときにその子のママから、こう言われてしまったんです。 「あなたは叱らずに話し合う方針みたいだけど、お子さんはあまり理解していないようね。あなたがしていることって、本当に教育なの? ただの良いママアピールにしか見えないけど」。私にももう、何がしたいのかよくわからなくなっています。