共働き家庭が増えている今。 夫婦で家事育児を分担したり、家事代行なのでアウトソーシングを進めたとしても、やはり子どもが小さいうちは何かと忙しいものです。 朝に集中して全て片付けてしまいたいと「朝型タイプ」と、朝はとにかく家を出ることにだけ集中して家事は夜にまとめてやりたいという「夜型タイプ」。 あなたはどちらに向いているでしょうか?
朝型ワーママのスケジュール
まずは朝型に家事などを集中させる朝型タイプの生活について見ていきましょう。
朝型生活に向いているのは以下のような人。
・早起きが得意
・帰宅して家がごちゃごちゃしているとげんなりしてしまう…
・残業があって帰りの時間が読みにくい
・家に帰ったあとはできるだけのんびり過ごしたい
妻が朝型、夫が夜型という分担にして家事育児に取り組むというのもいいかもしれません。
家族より一時間早く起きるのがコツ
朝型家事のいいところは、家事にだけ集中できるという点。夫や子どもより少し早く起きて作業をすれば、途中で中断されることがありません。 家を出るまでに掃除、洗濯、帰宅後の夕食の下準備などを行うことを考えると、家族が起きるよりも一時間程度早く起きるとスムーズに朝の作業を進められそうです。 朝のうちにやるべきことが済んでいれば、会社から帰宅をしてからの時間のほとんどは、子どもとふれあったり、料理に専念したり、自分の趣味や資格勉強の時間に充てることができます。
ルーティン化することで効率アップ
朝型生活を送るためには、朝のうちにできることを夜に持ち越さずに片付けていくことがポイントです。夜にできるからといって先送りにすると、どんどん夜型化してしまいがち。 朝やると決めたことは朝のうちに、同じ順番でやるようにルーティン化してしまいましょう。毎日繰り返して同じ朝型のリズムを作っていくことで、慣れてきて作業効果アップも期待ができます。
ただし、朝型の生活を送るためには、そもそも早起きができなくてはいけません。自身の体調や就寝時間の確保なども考えながら実践してみることが必要でしょう。また、体質的に早起きが向いていない方もいるので注意が必要です。
家族との生活リズムも考えながら、それぞれの家庭に合った朝型スケジュールを作っていきましょう。
夜型ワーママのスケジュール
一方、夜に家事などを集中させる、夜型ワーママもいます。 子どもが小さいと、朝は子どもの面倒を見るだけで精一杯ということは珍しくありません。朝は子どもの世話にだけに集中して、家事は夜にまとめてやるというのが向いている家庭もあります。 夜型生活に向いているのは、次のような人です。
・早起きが苦手
・朝は子ども中心に動きたい
・夫の残業が多い
・隙間時間を使うのがうまい
・出勤時間が遅め
まだ残業する人が多い日本では、妻が時短で早めに退社し、夫は残業をするというケースが少なくありません。そのため、夫は家事や育児をしたいと思っても、現実的にそれができないということが。 その場合、夫が朝型、妻が夜型という分担になっていくことが多いのではないでしょうか。
夜型生活のコツは隙間時間にある
夜型生活の場合、子どもが起きている時間に家事をすることになります。そのため、まとまった時間に一気に家事をやるというより、子どもの様子を見つつ隙間時間に家事を片付けていくような形に。 例えば、子どもと遊びながら食事を作り、家族のお風呂が終わったタイミング洗濯をしたり、夫が子どもをお風呂にいれている間に掃除をしたり、子どもが寝たあとに翌日の食事の準備をするというような過ごし方になります。
隙間時間にマルチタスクで作業を進められる人にとっては、夜型の生活の方が向いているかもしれません。子どもの機嫌が悪くなったときなど、不測の事態が起きたとしても対応しやすいのが、夜型生活のメリットのひとつです。
マルチタスクは苦手だけど夜型生活を送りたい人は…
隙間時間を上手に使ったり、マルチタスクをするのが苦手という人でも、さまざまな事情で夜型の生活を送りたいという人はいるはずです。 その場合、家族より寝る時間を一時間遅らせて、まとめて家事を片付けるという方法があります。朝型タイプの生活を、そのまま夜に持ってくるというようなイメージです。
ただし、この方法をとる場合、就寝時間が遅くなり、睡眠時間が減ってしまいます。 出勤時間が遅めで深夜遅くまで起きていても大丈夫な方や、就寝時間が少なめでも大丈夫な体質の方にとってはぴったりの方法かもしれませんが、朝が早い人やロングスリーパーの人にはおすすめできません。
家庭の事情やワーママに適したスケジュールを組む
昼間は仕事があって家事をすることが難しい共働き家庭にとって、朝と夜は貴重な時間。自分のタイプに合わせ、無理なく過ごせる生活リズムを作りたいところです。 今回は朝型タイプと夜型タイプの二つのみをご紹介しましたが、自身の体質や、夫婦の家事分担の方法によって、家庭ごとにカスタマイズするのがおすすめ。 ぜひ、一度家族で話し合ってみてくださいね。