子どもが手を出された時の対処法


幼稚園や学校生活などの場面で、子ども同士のトラブルはつきもの。以前放送された『すくすく子育て』(NHK)では、“友達から手を出された時の対処法”を取り上げていました。

 

番組に投稿されたのは「順番を守らない子が息子を押しのけた時に、どうしても『譲ってあげようね』と言って自分の子をなだめてしまう」というお母さんのお悩みです。

 

東京家政大学ナースリールームの主任保育士である井桁容子さんによれば、“子どもが我慢する時間”が長いのは良くないことだそう。また「『自分の思いを表現していい』ということを、子どもに対してきちんと保証してあげないといけません」とコメントしています。

 

続いて「全く知らない子に手を出されて、そこに相手の親御さんがいない時はどうしたらいい?」との質問が。

 

井桁さんは「知らない子でも『危ないからやめて』と伝えましょう。『こんな気持ちだよ』と伝えることは絶対に必要」とアドバイスしていました。 しかし厳しく叱ってしまうのは、「知らない人から否定された」「怖い」という印象が強くなるのでNG。相手の子どもに怖い印象だけが残り、反省する余裕がなくなってしまいます。

 

教育方針は家庭によって異なりますが、子どもにとってプラスになるアドバイスを伝えられたら嬉しいですね。

 

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文/牧野聡子