超高齢化社会を迎え、認知症になる人の割合が増え続けています。
子育て世代にとっては認知症は遠い将来の話のように思えるかもしれませんが、もしも親が認知症になったときのことは考えておかなくてはいけません。 親の介護と子育てが重なると体力的にはもちろん、金銭的な負担も大きいものです。介護保険を利用することもできますが、全てを介護保険だけでまかなえるとは限りません。
そんな不安に応える形で、近年保険会社から「認知症保険」が売り出されています。 ぜひこの機会に「認知症保険」について考えてみませんか。
認知症保険とは
認知症保険は認知症に特化した商品です。各社によって保障内容は異なりますが、所定の介護状態などの条件を満たせば保障してもらえます。
タイプは大きく分けて2つ。認知症保険には各社が所定する認知症と診断された場合に受け取れる「治療保障」と、認知症患者がけケガをしたり、第三者に損害を与えた場合の「損害補償」の2つです。
「治療保障」は生命保険会社、「損害補償」は損害保険会社がそれぞれ販売しています。
認知症の症状を考えると、治療だけでなく損害保障も重要になってきます。 認知症では、徘徊など日常の行動にも影響が出てくる場合があります。その際に第三者へ損害を与えてしまう可能性も否めません。
条件は各保険会社で内容がさまざまですので、よく検討してから担当者に相談をしましょう。