わが子への願いを込めてつけたすてきな名前だと思っていたのに、ママ友から思わぬ〝キラキラネーム〟認定を受けてしまった、というママたち。しかも褒めて持ち上げつつ、実は落としている「誉め殺し話術」を使うから厄介です。ママ友づきあいの難しさを実感するお話、お聞きください。
■昔の漢字、いまどきの漢字(杏奈さん/35歳/パート事務)
長女は幼稚園の年長さん。同じクラスのSちゃんはママが教育熱心で、すでに漢字も覚え始めているようです。数日前、娘と幼稚園バスを待っていたら、Sちゃん親子がお手紙をくれました。しかし、宛名が「小春ちゃんへ」となっています。 娘の名前は「心春」と書いて「こはる」と読みます。「周囲の人の心に春をもたらすような優しい子に育ってほしい」と思って名づけました。「ママと一緒に書いたの!」と手紙を渡してくれるSちゃん、一瞬迷いましたが、せっかくだから正しく覚えて欲しいなと思ったんです。 「ありがとう。でもね、小さい春じゃなくて、心に春って書くの」と伝えました。するとSちゃんのママは「あら、ごめんなさい! 昔は小さい春が多かったけど」と、なんとな〜くトゲのある言い方が気になりました。 その後もバスが来るまで、由来を聞かれたり「最近、心っていう字を『こ』って読ませる名前、増えてるわよね〜」と言われたり。間違いを指摘されてカチンときたのかもしれませんが、「いまどきの名前」扱いされた感じが不快でした。