お子さんを保育園に預けるママ・パパと保育士さん。 お互い非常に忙しい毎日ですが、子どものことだけはしっかりと情報を共有しておきたいですよね。

 

そのために欠かせないのが「連絡帳」や「連絡ノート」。

 

今回は、全国のママ・パパたちに、保育園の連絡帳について、困ったことやうれしかったことなどを聞かせてもらいました。 最新の「スマホ連絡帳」についても、メリットデメリットを解説します。

 

【保育園の連絡帳】みんなは書くのに何分かかってる?


保育園の連絡帳は、自治体ごと・園ごとに決まった書式があることも多いですが、自由記入の園もまれにあるようです。

 

どちらの場合も、基本的には次のような点は必ず書き、子どもの体調や成長について保育士さんに伝えることが必要です。

 

  • 体温(体調はいいか)
  • 就寝時間と起床時間(よく眠れているか)
  • 排便(生活リズムができているか)
  • 朝食(体調不良時の参考に)
  • お迎えの予定時刻

 

そして、上記に加えて多くの場合は自由記入欄があり、特に気を付けておいてほしいことや特筆すべきことを記入するようになっています。

 

今回、現在または過去に保育園に通っていたお子さんを持つママ・パパに、「連絡帳の記入にかける時間はどのくらいですが?」と質問してみたところ、以下のような結果になりました。

 

■保育園の連絡帳の記入時間

  • 3分以内…66.7%
  • 5分以内…33.3%
  • それ以上…0%

 

インターネット・SNSでは、時々プロ並みのかわいいイラストを書き添えた連絡帳を披露しているママもいますが、そういう人はおそらく少数派。

 

やはり多くのママ・パパは、朝の忙しい時間帯に急いで記入を済ませているのが実情のようです。

 

【保育園の連絡帳】書き方や受け渡し、ここがちょっと困る…


「保育園の連絡帳を書くときに、もう少しこうだったらいいのにと思うことはありますか?」という質問に対しては、次のようなコメントが寄せられました。

 

「毎日同じような事を書くので、やっぱりめんどくさいと思うことがありますね。日頃と変わらない部分はチェックだけで済むような書式だったらもう少しラクかなと」(Nさん・31歳・3歳児のママ)

 

「0歳児のうちは、通常の連絡帳に加えて乳児用の記録ノートがあり、両方書くのはけっこう大変でした」(Yさん・35歳・2歳児のママ)

 

「就寝と起床、排便の時間などは手書きではなく、チェック式でいいのに…と思っています」(Mさん・35歳・6歳児のパパ)

 

「うちは双子なんです。朝食の内容やお迎え時間などは2人とも同じなのに、毎日2冊分記入するのはモヤモヤすることも…」(Tさん・33歳・4歳の双子のパパ)

 

「何もないときはいいのですが、それぞれの記入欄が小さくて、体調や子どものようすをちゃんと伝えたいときは書ききれず困っています」(Hさん・29歳・0歳児のママ)

 

「現在は時短勤務ですが、日によって1~2時間の残業が発生するのでお迎えの時間が不規則です。一応前日には分かっているので予定時刻を書きますが、たまに今日は何時で出したのか記憶があやふやな時があり…もし違っていたらどうしようと焦ります」(Kさん・30歳・1歳児のママ)

 

【保育園の連絡帳】ママたちが心がけていたことは

子どもが毎日元気に過ごせるため、また万が一の時のスムーズな対応のためには、分かりやすい情報共有が大切ですよね。

 

連絡帳を書くとき、ママやパパたちが心がけていたことを紹介します。

 

「以前、休むほどではないが体調がいまひとつ…という時に、そのことだけを書いたら、普段は連絡するほどでもない症状でもお迎えの連絡がきたことがありました。それからは、体調不良などを伝えるときは、現状に加え”37.5を超えたら電話を下さい””様子見お願いします””こういう場合は教えてください”など、どうしてほしいかはっきり書くようにしています」(Sさん・32歳・4歳児のママ)

 

「週末などに、急に特定の動作や言葉がわが子の中でブームになることがあります(笑)。保育士さんが理解できるよう、どういった経緯でどういう意味で使っているのかを書いておくようにしていました」(Jさん・30歳・2歳児のママ)

 

「寝る時間と起きた時間は機嫌のバロメーターだから、必ず正確に書くようにしていました」(Nさん・37歳・3歳児のパパ)

 

「心配ごとや体調については、時間がなくてもしっかりと質問や報告を書いていました。保育園での子供の様子を知ることができる唯一の機会なので」(Aさん・37歳・6歳児のママ)

 

「ハンコを押すなど少しでも楽しく&手抜きをしていました」(Hさん・32歳・5歳児のママ)

 

「言いづらいことは、連絡帳では言い回しによって違った意味に伝わるかもしれないと思い、誤解を招かないようにあえて口頭で伝えていました」(Fさん・36歳・4歳児のパパ)

 

「先生のネタになればと思い、できるだけ前日や休み中の笑えるエピソードを記入してました」(Uさん・33歳・3歳児のママ)

 

「このくらいのこと…」と思うようなことでも、保育士さんがそのコメントを材料に保育中に子どもをほめてくれたり、新たなエピソードを教えてもらえたりと、子どもの成長にとってプラスになることもたくさんあります。

 

親にとっては日常生活の1コマでも、遠慮せず気軽に書き込んでみては。

 

【保育園の連絡帳】うれしい思い出&エピソード


子どもの毎日を記録した連絡帳のやりとりに際しては、もちろんうれしいこともたくさん。ママ・パパにそんなエピソードを教えてもらいました。

 

「こちらが書いたエピソードに対して先生が”つい笑っちゃいました”などのリアクションを書いてくれるととてもうれしいてす。あと、年度最後の連絡帳はいつも涙目になりながら感謝の気持ちをつづり、先生からの”こちらこそありがとうございました!”といったコメントを見てまたうるうるしちゃいます」(Hさん・34歳・5歳児のママ)

 

「寝ているお友達にお布団をかけていたなど、成長を感じる場面のことが記載されているとよりうれしいです」(Eさん・31歳・2歳児のママ)

 

「昼間、子どもが”パパはね…”と自分の事を話していたと聞いた時は嬉しかったです」(Wさん・33歳・3歳児のパパ)

 

「まだ話ができない乳児期は、小さなことでも報告されるととても嬉しかったことを覚えています。初めて歩いた日、ご飯を残さず食べた日、保育園で泣かずに過ごせた日…。読み返したくて連絡帳は全部とってあります」(Nさん・39歳・2年生のママ)

 

「娘の様子を細かく書いてもらえると、しっかり見てくれているんだなと安心して預けることができました。小さな成長に気づいて教えてくれる保育士さんは本当にありがたい存在でした」(Iさん・40歳・4年生のママ)

 

最新【保育園の連絡帳】は、なんとスマホアプリで

手書きの温かみのある連絡帳も良いものですが、「書き忘れる」「持っていくのを忘れる」「時間がなくて、少し気になることがあったのに自由記入欄を白紙で出してしまった」などで困ることも。

 

それらの悩みを解消できる、スマホ用の連絡帳アプリを取り入れる園も少しずつ増えているそうです。

 

スマホアプリなら、朝、連絡帳を書く時間が取れなくても、園に送り届けた後の通勤中などに連絡事項やお迎え時間を送信可能。

 

反対に、家を出る前にスマホから連絡事項を送っておくことで、登園時に保育士さんとその日の保育の留意点を一歩踏み込んで打ち合わせできるといった利点もあります。

 

また中耳炎や軽い喘息など、すぐお迎えに行くほどではないものの悪化する前に受診しておきたい病気は、日中にリアルタイムで症状を知らせてもらえることで、夕方の小児科のネット予約ができるなどのメリットも。

 

プール遊びやいもほり・トイレトレーニングなど、季節ごとの行事や成長のステップをその場で撮影して共有し、離れて住む祖父母にもパスワードを知らせて見てもらうなど、スマホやタブレットならではの活用法もあるそうです。

 

「保育士さんの手書きの連絡帳を宝物にしている」というママも多いので、一律で連絡帳をアプリ化することが正解かどうかは分かりません。

 

しかし、一部の保育園や託児所では、お昼寝時間を連絡帳を書く時間にあてるため、できるだけ長くお昼寝時間を取るようにしている…という話もあります。

 

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記入の負担を適度に減らし、その時間で子どもと向き合ってもらえたり、お昼寝が減って夜もスムーズに眠ってくれるなら、一概に悪いこととは言えないのではないでしょうか。

 

おわりに


今回のアンケートでは、「うちの園では3歳からは連絡帳がなくなり、なにかあった時だけ口頭で伝える形になっています」というママもいました。

 

毎日書くのは少し大変ですが、将来の貴重な育児記録になるかもしれない連絡帳。なくなると思うと少し淋しい気もします。

 

もちろん無理のない範囲でOKですが、できるだけ、なにげない毎日の子どもの姿なども残していけるといいですね。

 

文/高谷みえこ

参照:「キッズリーアプリ」 https://kidsly.jp/index.html

「ハグノート」 https://www.hugmo.net/hugnote.php

「キッズダイアリー」 https://www.kidsdiary.jp/