英語力が必須といわれる「プログラミング」。コードは全て英語表記のため、技術面以外にも英語を読み解く力はほしいものですよね。そこで今回は、最近ネット上で公開された「プログラミング英語検定」についてピックアップしていきましょう。
一般的な英語検定とは違う!?
2019年9月5日、グローバリゼーションデザイン研究所は「プログラミング英語検定(ベータ版)」の提供を開始しました。この検定は「プログラミングで求められる英語力を測定して認定する試験」として、誰でも無料で受験することができます。プログラミングに関する英語が出題されるため、ネイティブレベルの英語力は必要ありません。
そのため「プログラミングには興味あるけど、英語力に自信がない…」という人でも、必要な英語だけをおさえておけばOK。英語のための英語検定ではなく、あくまでプログラミング力を身につけることを目的としているそうです。
公式サイトによると、受験の対象者は「高校在学~卒業以上程度の英語力を持つプログラマーまたは志望者」。レベルはベーシック(高校在学程度)と、アドバンスト(高校卒業以上程度)の2タイプに分かれていました。問題カテゴリーには「語彙・文法・読解」などがありますが、リスニングやスピーキングの問題は対象外に。プログラミング作業時に必要となる英語に絞っているため、問題文の内容も「ソースコード」や「ユーザー・インターフェイス」といった“ドキュメント・タイプ”から出題されます。
現在の受験方法はウェブ上だけとなっており、検定はベータ版のみ公開中。しかし2020年には「正式版」の公開を予定しているため、ベータ版での練習は「プログラミング英語検定」の本番で大いに役立つかもしれません。