コツ3:「臨時出費」として扱う
「必要なものを、必要な量だけ」まとめ買いをしても、今月の支出はいつもの月より多くなると思います。場合によっては赤字になることもあるかもしれません。臨時出費が多いと、毎月の支出の波が大きくなり、家計の管理が難しくなってしまいます。
そこで毎月の支出には入れず、「臨時出費予算」を作って、ボーナスや貯金から賄うようにするのがおすすめです。消費税増税前に上手な買い物ができたのに、結局は赤字となると、ストレスがたまってしまいます。毎月の家計と切り離すことで、家計も気持ちもスッキリします。
もうひとつは、9月と10月の家計をセットにして、「2か月分の収支で見る」という方法もあります。つまり、9月の赤字を10月で挽回するというイメージです。この家計管理法は、新学期や夏休みや年末年始など、「臨時出費」が多い月にも有効です。一度試してみてください
10%の消費税は家計にとって大きな痛手となりますが、情報に踊らされず「必要なものを、必要な量だけ買う」ことを意識して、自分なりの増税対策を実行していただけたらと思います。
ライター:小中島 浩昭
出版社の編集者を経て、フリーのマネーライターに。ファイナンシャルプランナーの資格を持つ。手間をかけずにお金を貯める方法を模索中。妻、高3、高2の年子の4人家族。