小さなお子さんのいる家庭では、一日中目が離せず困っている親御さんが多いかもしれません。そこでお助けグッズとなるのが「ベビーサークル」。子どもを危険から守ってくれますが、ネット上では必要性に疑問を抱く声も上がっています。
ベビーサークルがボールプールに!?
お悩みを寄せたのは、生後4カ月の娘を持つAさん。今後ハイハイなどを覚えて動き回ることを考えると、危険なものに触れたりしないか心配になってきたそうです。「ずっとは見張れないので、ベビーサークルを買おうか検討しています。必要だったかどうかを教えてください」と、意見を求めていました。
Aさんの投げかけに対し、「ベビーサークルを買うべき」といった声が続出。その理由として、「子どもが2人いるのでゆっくり見てられないし、上の子の小さなおもちゃも危険なので使ってます」「トイレや料理など、どうしても目を離さなくちゃいけない時に役立った」「誤飲も防げて、ワンオペ育児には必須のグッズ」などの声が寄せられています。
基本的に赤ちゃんの周りを囲うように設置するベビーサークルですが、「ウチではテレビとか触られたくないものを入れてる」「ベビーサークルをバラバラにして、玄関とかキッチンとかの入り口をふさいで使いました」「大量のボールを入れて“ボールプール”として利用してる。子どもも大喜びで、ずっとそこから離れない(笑)」といった使い方をする人も。うまく活用することで、より安全に子どもを守れるかもしれません。
ベビーサークルはレンタルもアリ!
ベビーサークルを良しとする声が見られる中、「買う必要ない」と主張する声も上がっていました。「危ないものは高い位置に置いておけば平気」「数か月で使えなくなるし、完全に安全が保証されてるわけでもないからいらないと思う」「兄弟がいたら必要かもしれないけど、1人だけなら買わないで大丈夫」など、ベビーサークルがなくても“問題ない”と感じる人は多いようです。
さらにネット上では、「サークルよりもベビーガードの方が便利です」「ベビーサークルは大きくて場所を取るけど、ベビーガードだったらかさばらずに済むよ」「なるべく自由にさせてあげたかったから、キッチンや階段など危ない場所にだけベビーガードを設置してた」と、ベビーサークルよりも“ベビーガード”を推す声が続出。
購入を考えている人にとっては、どちらを利用するべきか悩みどころですよね。しかし他の選択肢として、「ベビーサークルを使わなくなった時に処理が大変だと思うので、レンタルにしてみては?」「ベビーグッズを購入しなくても、机の角やドアの隙間にクッションを取りつければ十分安全対策になります」「サークルやガードを買うのもいいけど、バウンサーは新生児の時期から活用できるのでおすすめ」といったアドバイスも寄せられていました。
安全グッズを活用する人は約3割!
家の中とはいえ、幼い子どもにとって危険な場所やものは多く存在します。では、どのような場所が心配になってくるのでしょうか? 綜合警備保障株式会社では、以前「家庭内事故に関する意識調査」を実施。0~6歳の子どもを持つ女性222名に、“自宅で危ないと感じる場所”をたずねました。
結果を見ると、最も多かった回答は「キッチン」で59.9%。やはりキッチンには火や刃物など“危険なもの”が多いことから、多くの母親が危険だと感じているのかもしれません。他にも、「リビング(58.3%)」「浴室(46.0%)」「階段(38.0%)」といった場所がランクインしています。
同調査では、“子どもが危ない目に遭わないように普段から気をつけていること”も質問。「目を離さないようにしている(62.6%)」「危険なものを子どもの手の届かない場所へ移動している(56.8%)」「安全グッズを活用している(32.9%)」などが高い割合を占めていました。
小さい子どもには危険がつきもの。事故を起こさないように、普段から気を抜かず注意していきたいですね。
文/長谷部ひとみ