「男の子は甘えん坊で分かりやすくてかわいい」「小さな恋人みたい」とよくいわれますが、男の子ママの中には「本当は女の子が欲しかった…」と心のどこかで思っている人が少なからずいるといいます。

 

今回は、アンケートを中心に「女の子が欲しかった」ママの本音を聞いてみたいと思います。

 

「女の子が欲しい」のはなぜ?


昔は赤ちゃんができると後継ぎとして男の子が期待されることも多かったですが、現在ではそんな風潮もずいぶんと薄れてきました。

 

反対に、「おとなしく丈夫で育てやすい」「成長してもおしゃべりしたり一緒に出かけられる」「将来面倒を見てくれそう」と、ママだけでなく、今や祖父母世代からも赤ちゃんは女の子がいいという声がよく聞かれます。

 

女の子はおとなしい・夜泣きしない・病気しない・言葉が早いなどのイメージがあるとはいうものの、実際には個人差も大きく、必ずしも女の子の子育てがラクというわけではないでしょう。

 

それでも女の子が欲しかった理由としては、次のような声がありました。

 

「洋服や髪飾りなどかわいい女の子用品が大好きなので、ぜひ娘に着せたいと夢見ていました」

 

「私自身が姉妹育ちで、男の子をどう育てたらいいのか想像がつきませんでした」

 

「男の子は結婚したらお嫁さんの味方になるだろうし、なってもらわないと困ります。でも娘は結婚しても孫が生まれても、変わらず娘のままでいてくれるような気がして」

 

実際、「長男・次男・長女」あるいは「お兄ちゃん3人と末の妹」という家族構成のママに聞くと、どうしても女の子が欲しくて、生まれるまで頑張った…と言う人も少なくありません。

 

独自アンケートの結果1位は「特にこだわらない」だけど…


今回、男女のお子さんがいるママたちに「1人目のお子さんの性別が分かる前、女の子が欲しいと思っていましたか?」と質問してみたところ、答えは以下のように分かれました。

 

  • 特にこだわりはなかった…41%
  • 女の子がいいと思っていた…34%
  • 男の子がいいと思っていた…25%

 

「初めての子どもなので、性別よりもとにかく元気に生まれてきてくれることを望んでいました」(Mさん・33歳・男の子のママ)

 

「性別にこだわりはなく、男の子女の子というよりも”我が子”という認識でした」(Sさん・30歳・女の子のママ)

 

と、「男の子・女の子どちらでもこだわりはない」という人がもっとも多かったですが、やはり「女の子がいい」と思っていた人の方が男の子がいいと思っていた人より10%多い結果となりました。

 

「口ではどちらでもいいと言っていましたが、もし叶うなら女の子の方が…と内心思っていました。男の子の育て方は未知なことが多過ぎて」(Kさん・29歳・女の子のママ)

 

というママも。

 

しかし、男の子がよかったという人からは次のような声もありました。

 

「私は父子家庭で育ったので、母との記憶があまりありません。料理が苦手で女子力も高くないので、年頃の女の子をちゃんと育てられるのかと、とにかく不安でした」(Tさん・35歳・女の子のママ)

 

「フリフリした女の子の服があまり好みではなかったし、幼稚園くらいの女の子のおしゃまさんな雰囲気も苦手だったので、お腹の赤ちゃんが女の子と分かった時は不安になりました」(Hさん・37歳・女の子のママ)

 

SNSなどでは、もっと深刻な悩みを打ち明ける人も多くいます。

 

「男の子が生まれてからも、どうしても女の子が欲しかったと毎日のように泣いています」

 

「息子は本当にかわいいし愛しているのに、女の子を連れたママを見るとうらやましくてその場を立ち去りたくなります」

 

「有名な医師の監修で産み分けもしたのに、男の子でショック」

 

など、自分の抑えきれない本音と、子どもに対する罪悪感で苦しんでいる人も少なくありません。

 

ちなみに今回の独自アンケートの回答者には、産み分けをした人はいませんでした。

 

また全員が、産後に「やっぱり女の子ならよかった」とは思わず、今の性別に満足しているとのこと。

 

望みが強ければ強いほど、それが叶わなかった時の反動も大きいのかもしれません。

 

 

みんなの「子どもの性別」にまつわるエピソード


親の心境に関わらず、周囲から赤ちゃんの性別について色々言われることもありますよね。

 

ここではそんなママたちの体験談を紹介します。

 

「上が男の子、下が女の子なのですが、それを知った人から”よかったね!””もし2人目も男の子だったら大変だよね”とよく言われるのがちょっと嫌な気持ちになります。私は、無事生まれてくれればどちらでもよかったし、長男が本当に可愛くて、もう一人男の子でも全然良かったなぁと思っていたので」(Mさん・34歳)

 

「長女が生まれたとき、義父は男の子がよかったようです。後日、知り合いに男の子が産まれたときに、”〇〇さんのところは男の子か~いいなぁ”と私の前で言ったことは忘れられません」(Sさん・29歳)

 

「私には娘と息子がいますが、周りで同じ性別の兄弟を産んでいる人たちが”また女の子なの?””そろそろ男の子がほしいわね”など言われているのを見て、もし私が女の子2人だったら”3人目は?”や”男の子欲しくないの”などと言われるのかと思うと複雑でした」(Jさん・35歳)

 

「うちは3姉妹。末っ子がお腹にいるとき、3人目も女の子だと実母に言ったら、すこしがガッカリした顔をされました」(Eさん・38歳)

 

同じ性別や兄弟姉妹の組み合わせでも、「男の子2人?にぎやかで楽しそうね」と「男の子2人?あら…大変ね」と言うのとでは全く違います。

 

周囲の何気ない声がけにも、その人の個人的な価値観が反映されてしまうもの。

 

ママ友同士で子どもの性別の話をするときも、マウンティングなどはもってのほかですが、例え悪気がなくても、できるだけ性別による決めつけや偏った見かたをしないように気をつけたいものです。

 

おわりに


結婚するしない、子どもの有無、子どもの性別…と、人生はすべてが望んだ通りになるとは限りません。

 

生まれてきた子のことを心から愛していても、どこかで叶わなかった望みをひっそりと胸にしまっているママは多いのかもしれません。

 

もちろん気にしすぎる必要はないですが、子どもの性別の話をするときは、頭の片隅にそんなことを留めておきたいですね。

 

文/高谷みえこ