よく「双子より大変」とも例えられる年子育児。

年齢差に関わらず1人でも2人でも育児は大変ですし、ママの体力やパパのとの分担協力状況などで大変さは変わってきますが、年子育児特有の大変さとはどのようなものか、経験したママに聞いてみました。

 

また「年子育児は一番大変な時期を過ぎるとぐっと楽になる」という話もよく耳にしますが、年子ママはどのような点を良かったと感じているのか、メリットも紹介します。

目次

 

年子育児で大変なこと&デメリット


年子育児が大変なのは、1人でも育児経験があるママなら予想はつくと思いますが、なかでも次のような点が大変だったと年子ママは話します。

 

年子育児はとにかく忙しい

「大変すぎて、子どもたちの寝返りもハイハイもいつどうやって始めたのか、いっさい記憶がない」

 

「写真を撮る余裕などなく、下の子の赤ちゃん時代の顔が思い出せない」

 

「姉が年子育児でしたが、はたから見ても気の毒なほど壮絶でした」

 

「2人同時にぐずり出すとお手上げ状態」

 

「命が守れればOKというところまで、やれることのハードルを引き下げた」

 

など、実家のヘルプや夫の分担協力がないワンオペでの年子育児は、本当に「大変」としか言い表せない面があります。

 

二人目の妊娠中~産後しばらくの間が一番大変かも?!

年子ママたちが、振り返って最も大変だったと感じるのは、妊娠中から下の子が1歳になる頃まで…ということも共通しています。

 

「つわりで辛くても、上の子の離乳食作りやおむつ替えなどのお世話は休めない」

 

「お腹が張りやすい時期、抱っこをせがまれると辛かったです」

 

「寝ているとき、思いきりお腹にダイブされそうになって焦りました」

 

「きょうだいにダブルで授乳するのはできれば避けたかったので、出産までに断乳しました。年が離れていれば上の子の気持ちを優先してあげられたのでしょうけど」

 

「産後すぐに重いものを持つと子宮脱になるから気をつけてと産院で言われましたが、上の子がすぐ抱っこしてほしがるので言い聞かせるのが大変でした」

 

 

年子の場合のベビーカーはどうする

1人のうちはベビーカーで出かけたものの嫌がって抱っこになってもまだなんとかなりましたが、2人になるとそういうわけにもいきません。

 

ママたちが選んだ方法で一番多いのは、上の子が1歳代まではベビーカーに座らせ、下の子が抱っこひもというもの。

 

上の子が2歳を過ぎると、下の子をベビーカーに乗せて上の子は歩く、というパターンに切り替えていたようです。

 

また2人乗りベビーカーを使う方法もあります。

 

ただ、多くの2人乗りベビーカーはかなりサイズが大きく、玄関で置き場所をとる上に毎回組み立てないといけなかったり、マンションのエレベータ幅や店の入り口・歩道などの幅と合わなかったり、重くて車の積み下ろしやスロープのない駅や歩道橋・アパートなどの階段で苦労したりという話もよく聞きます。

 

使う頻度が少ないのなら、急いで購入せず、レンタルや外付け可能なステップを購入するなどで様子を見てはどうでしょうか。

 

寝かしつけのタイミングが微妙に違う

微妙な年齢差のために、完全に違う時間帯に寝かしつけることも、同時に寝かせることもできずに困った…というママも多いようです。

 

赤ちゃんが生まれたことで、リズムのできかけていた上の子がまた夜泣きするようになったり、お互いの泣き声で目を覚まして泣くという辛い状況になり、

 

「交互に寝かしつけていると、ほとんど朝まで眠れない時期もありました」

 

というママも。

 

ママが感じる年子育児のメリット第1位は


一方、一番大変な時期をようやく抜けると、年の離れた兄弟姉妹よりも急激に楽になったという話もよく聞きます。

 

「下の子が1歳近くなると、私がトイレに行く間くらいは一緒に遊んでくれるようになり、1人目のときのような後追いが少なかったです」

 

「兄弟姉妹だけではなく近所の子も同世代なので、上の子の友達・下の子の友達と区別することなくみんなで一緒に遊べたのがよかったです」

 

「お出かけ先も上の子・下の子のどちらかに合わせてもう1人を我慢させるということがなくて済みました」

 

「上の子のトイトトレーニングをしていると、必ず下の子もマネをするので、ほとんど一緒にできたのは楽でした」

 

「小学校入学後は、同じくらいの時間帯に宿題や勉強ができ、習いごとのクラスも同じにできるので助かります」

 

などは、年子育児ならではのメリットですね。

 

その他にも、

 

  • ベビー服をしまい込まなくても連続でお下がりにできる
  • 洋服も共有できることがある
  • 保育料の二人目半額制度が長く受けられる
  • 続けて産休育休を取り、1回で職場復帰できる
  • 早く手が離れるので出張や旅行などママだけで動きやすい

 

など、たくさんのメリットが挙げられました。

 

実家が近く手が借りられるなら、小学生くらいまではむしろ年子の方がメリットが多いくらいかもしれませんね。

 

年子育児のまとめ


今回は年子育児ならではの大変な点や良かった点をまとめてみました。

 

きょうだいの年齢差については以下の記事でも取り上げていますので、参考にしてみて下さいね。

 

関連記事:2人目出産…子供の年齢差はいくつが理想?

 

文/高谷みえこ