寝起きの朝に、職場での眠気覚ましに、おやつのお供に…「コーヒーが大好きで一日に何杯も飲んでしまう」といった方もいるのではないでしょうか。そうした中で「カフェインの過剰摂取」が問題となっています。

 

リラックスしたい時や集中したい時に飲むコーヒーですが、摂り過ぎてしまうことで、「カフェイン中毒」となる危険性があるとのことです。もしかしたら、さまざまな不調の原因もカフェインにあるかもしれません。

 

そこで、今回はカフェイン中毒にならないための「安全量」についてまとめてみました。

 

 

改めて知りたいカフェインの作用とは?


カフェインは、コーヒー以外にも、日本茶や紅茶、ウーロン茶、チョコレートなどにも含まれており、古くから嗜好品として愛されてきました。

 

カフェインが持つ効果の1つに、眠気覚ましがあります。主に、脳の中枢神経系を興奮させることで、眠気を払ったり、集中力を高める効果が得られるのです。

 

このほか、カフェインの効果には、利尿作用や鎮痛作用といったものもあります。カフェインを摂取すると交感神経が刺激され、それに伴い腎臓の血管が拡張します。 腎臓は血液をろ過し、体内の老廃物を尿として体外へ出す働きをしています。カフェインを摂取して血管が拡張することにより、ろ過される血液の量が増えて排尿の働きが強まるのです。

 

カフェインには血管を収縮させる働きがあります。そのため、血管の拡張による頭痛などに対して効果があるとされています。風邪薬や頭痛薬などの医薬品の箱の成分表示を見ると、カフェインが使われていることがあります。

 

一方で、摂りすぎると、心拍数の増加、不眠、下痢などを起こすことがあります。特に妊娠中の場合は、流産や胎児への影響などのリスクもあるので、控えるようにと言われています。