1か月の流れを俯瞰的に管理できる「マンスリータイプ」


ここからは、スケジュール帳のレイアウトタイプごとに、特徴や活用方法をみていきましょう。まずは、1か月の予定がひと目でわかるマンスリータイプについてです。

 

手帳初心者にも使いやすいカレンダー型

スケジュール帳に慣れていない人でも、難なく使いこなせるのがカレンダー型のマンスリータイプ。それほど予定の多くない人や、細かい時間の管理までは必要ない人、1日の流れがほぼ一定の人などにおすすめです。

 

記入欄が何段かに分かれているものを選んだり、色ペンで色を分けたりして、家族それぞれの予定が一目でわかるように書き入れていきましょう。おばあちゃんに子どもを見てもらう機会が多い場合は、おばあちゃんの不在予定も書き入れておくとよいですね。

 

記入欄が充実しているダブルマンスリー型

マンスリー型は使い勝手がよいけれど、記入欄がもう少し欲しいという場合は、マンスリーページがふたつ付いた、ダブルマンスリー型を。カレンダータイプの記入欄がふたつのものや、カレンダータイプ+ガントチャートタイプのものなどがあります。

 

自分の予定+子どもの予定や、自分のプライベート&家族の予定+仕事の予定などで分けて記入すると、スッキリ管理できますよ。

 

 

1週間の流れを具体的に把握できる「ウイークリータイプ」


マンスリータイプに比べて記入欄が大きく、細かいタスクの管理もできるウィークリータイプ。詳しく見ていきましょう。

 

時間軸で予定を可視化できるバーチカル型



1日を時間軸で区切って記入できるバーチカル型。仕事では、ミーティングなど、時間が指定されているものはもちろん、書類作成などデスクワークの予定も、自分で時間を決めて記入しておきましょう。 ポイントとなるのは、仕事でもプライベートでも、メインとなる仕事内容や出掛ける予定だけでなく、移動時間や準備の時間なども見越して記しておくこと。実際に掛かる時間を具体的に書き、1日の流れの「見える化」を図ることで、「いつも何となく忙しい」状態から、うまく「スキマ時間」を見つけられるようになります。

 

バーチカル型を使って、家族の予定も管理するには、縦型タイプなら縦に2分割し、左に自分の予定、右に子どもやパパの予定を記入するとよいでしょう。塾や習いごと、部活などで日によって動きや帰宅時間が変わる、小学校高学年以降の子どものいる方には特におすすめです。

 

右ページの自由度が高いレフト型

見開きの左ページに7日間分の記入欄があり、右ページがメモになっているレフト型。これを見開きで使い、左ページは縦に2分割して、それぞれに自分の仕事とプライベートの予定を記入、右ページは家族の人数分だけスペースを区切って、それぞれの予定を記入すれば、1週間の家族のスケジュールが一目で管理できます。

 

この方法だと、たとえば「この日はパパが出張だから、夕食を簡単に済ませて、子どもとゆっくりしよう。早く帰れるように、前日にこの仕事をすませておこう」というように、1週間のなかで仕事と家庭の予定をみてうまく調整できますよ。