子どもを出産した後、母親には様々な変化が訪れます。中には性格が変わる人も多いようで、あらゆるところをキレイにする“潔癖”が発動することも。今回はネット上にあげられている、母親たちの潔癖エピソードを見ていきましょう。

 

夫が汚く思えてくるケースも…


生後3カ月の子どもを持つ母親は、「息子を産んでから潔癖になった」と明かしています。「子どもが生まれる前まではズボラな性格で、よく旦那に叱られていました。でも産後、立場が逆転。旦那を叱るほどきれい好きになってしまい…」「私と同じように、産後潔癖になった人はいますか?」と投げかけました。

 

女性のエピソードを受けて、ネット上では「子どもが舐めたりするかも… と心配で部屋中除菌してる」「自分は大丈夫でも『もしかしたら空気中に漂う菌で赤ちゃんが…!』と思い、やたら掃除しました」「エスカレーターの手すりを持った後、とてもじゃないけど子どもを触れない」といった共感の声が相次いでいます。

 

また“夫が汚く感じる”ケースも少なくありません。「旦那の足が嫌で、仕事帰りは毎回洗ってから部屋に上がってもらってた」「子どもが旦那の顔をベタベタ触ると、菌がついていないか不安になる」など、夫が可哀想に思えてくるエピソードも。

 

「オナラを子どもに嗅がせたくない」という母親も!?


ユニークな経験談も多く寄せられていて、「何故かお風呂が汚く感じて入れなくなった時期がある。旦那から『風呂に入らないほうが汚いんじゃない?』と言われてハッとした」「自分のオナラが子どもにかからないように、毎回トイレに行ったり窓に向けて放屁してる」「最初は『やりすぎ』だと注意してきた旦那も、1年後には私の影響を受けて潔癖に…」などの声が上がりました。

 

潔癖になった人も、ある時期を過ぎると落ちついてくるそうです。多くの人は2人目を出産すると慣れるといい、「1人目は潔癖なくらいがちょうどいいのかも。2人目を産むころには、大丈夫なラインも見極められてるし」という人が目立ちました。中には「子どもが泥遊びをするようになってから、潔癖が治まった」といったケースも見られます。

 

スマートフォンの汚さは便座並み!?


では普段から潔癖だという人は、どのような所に気をつけているのでしょうか? 今年6月に放送された『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)では、潔癖をテーマにトークを展開していました。

 

まず出演者のおぎやはぎ・小木博明さん、とんねるず・石橋貴明さん、カンニング竹山さんがスマートフォンの画面について力説。“スマホは皮脂がついているからイヤ”と語る3人でしたが、「みちょぱ」こと池田美優さんはトイレにもスマホを持ち込むと明かしています。

 

当然、スタジオ内では反論が噴出。そこで汚さを測定する機械を使用し、一般人のスマホを調査すると“便座を超える数値”が叩き出されました。専門家によれば“人の皮膚にもついている常在菌がほとんどだから基本的には問題ない”とのことですが、小木さんは「菌がある時点で嫌なんですよ」と猛反発。

 

ちなみに同番組ではこの装置を使って、様々な場所を測定しています。便座の汚さが「7855」なのに対し、潔癖の人が気になりがちなエレベーターのボタンは「5951」。つり革も「2044」という結果でした。ずば抜けて数値が高かったのは「エスカレーターの手すり」で、「39461」と驚異的なポイントを記録しています。

 

「子どもに何かあったら…」という心配から潔癖思考に陥る人は多いよう。ちょうどいい清潔感を探っていきたいものですね。

文/内田裕子