連帯責任によって“当事者意識”は芽生えるの?


連帯責任反対派の声が相次ぐ中、賛成派の意見も根強くあげられています。「良いことと悪いことの分別がつく年齢なら、連帯責任にしたほうがいいと思う」「社会人になれば当たり前のことだし、子どものうちに教えておくのは悪いことじゃない」「部活での連帯責任は賛成。試合では誰がミスしたとしても、全部員が勝敗を背負うわけだし」といった声が寄せられました。

 

連帯責任を負わせる教育が、どんな意識を芽生えさせるかも議論に。「1人1人が『しっかりしなきゃ』と当事者意識を持つのでは?」「『また連帯責任になるからやめて』と注意できる環境になると思う」など、子どもたちの責任感を育てるという意見が見られます。

 

一方で「当事者意識を育てるのが目的なら、ほかにやり方があるはず」「『どうして僕たちまで…』と子どもたちの中に不満が生まれるのは避けたい…」「本人たちに連帯責任を負わせる前に、『連帯して問題を防ぐ』という意識を持たせるべき」という指摘も。闇雲に連帯責任を課すのではなく、教育に繋がるよう配慮したいですね。