夏休みには、自由研究に役立つイベントや展示会に足を運んだ方も多いはず。お子様の興味の幅を広げるきっかけにもなったのではないでしょうか。

 

今回ご紹介するのは、アーツ千代田3331(東京・千代田区)の1階メインギャラリーにて開催中の月刊科学絵本「かがくのとも」の創刊50周年を記念した体験型展示会「あけてみよう かがくのとびら展」です。9月8日まで開催中なので、まだまだ間に合いますよ。

創刊50周年記念


「あけてみよう かがくのとびら展」

 

人類が初めて月面に降り立った年、1969年に創刊、世界で初めての月刊科学絵本として誕生した「かがくのとも」は、50年という長きにわたり愛されてきました。これまでに生み出された絵本の数はなんと601冊!!

 

「あけてみよう かがくのとびら展」は、月刊科学絵本「かがくのとも」初の展示会。子どもだけでなく、大人も楽しめます。新たな発見や気づき、忘れていたことを思い出せる、そんな展示会になっていました。

 

「しぜん」「からだ」「たべもの」「のりもの」4つの体験展示エリア

 

 

エントランスには、「かがくのとも」の1号から最新600号までの書影がぎっしりと並ぶ巨大パネルが展示されています。次に現れるのは特大のメインビジュアルが設置された記念写真のおすすめスポット。

 

 

一番右手のトイレの模型に座って記念写真を撮りましょう。「しぜん」「からだ」「たべもの」「のりもの」の4つのエリアで体験展示が楽しめます。体験展示だけでなく「かがくのとも」が自由に読める「かがくのとも図書室」や、会場限定オリジナルグッズが購入できる「ショップ」も併設されています。

各エリアのおすすめスポットを紹介!

 

「きみとめぐる しぜん」は「自ら探してみつけること」の楽しさを体験できるコーナーです。身近な自然には不思議がいっぱい。しゃがんだり、パネルにあいた土の中にもぐったり、小さなアリの視点を体験したり、懐中電灯を持って夜の世界を探検しながら、みのまわりの生き物や植物の“秘密”を探すことができます。

 

 

「きみをしる からだ」では、知っているようで知らない自分の体を知り、働きについて考えるコーナーです。からだの不思議だけでなく、自分の存在や言葉など「わたし」について考えるという、ちょっと哲学的な「かがくのとも」ならではの展示も見どころ。鏡にうつる「自分」を見ながら、「わたし」について考えてみませんか。

 

 

「きみをはぐくむ たべもの」のコーナーでは、普段食べているお味噌汁の「味噌」について学びます。普段食べている食材が、どんな旅をしながら私たちの元へ届いているのかを知ることができます。食べることの楽しさ、感謝の気持ちを再確認できる場所です。

 

 

「きみとたびする のりもの」では、子どもたちに大人気の乗り物の魅力を体感できる絵本原画展示コーナーです。展示作品は『どうろせいそうしゃ』『はしる はしる とっきゅうれっしゃ』「ちいさなひこうきの たび」『かもつせんのいちにち』。車、電車、飛行機、そして船の原画を見て、絵本とはひと味違う魅力を感じ取れるスポットになっています。

 

ママやパパが「懐かしい」と感じる絵本に再び会えるチャンス! お子様に、自分が子どもの頃読んでいた本をおすすめするのもおもしろいかもしれません。会場出口のお茶目な演出は、ぜひ現地で確認してください。

 

取材・文/タナカシノブ