先日、日本郵便株式会社が土曜配達を取りやめると発表。利用者からは「それは困るかも…」「今のご時世だから仕方ないよね」など、様々な声が相次ぎました。制度が変更されるのには、どのような背景があったのでしょうか?
「土曜日配達」が廃止される理由って?
日本郵便は「土曜日配達・翌日配達を中止」するため、「1週間に6日以上」と定められている“郵便物の配達頻度”を「週5日」にするよう要望。また投函から配達までの期限を、今までの「3日以内」から「4日以内」に延長したいと総務省へ申し出ていました。そして今年8月、総務省は同社の要求を了承。必要な法整備を行ったのち、早ければ来年にも両制度を廃止するとのこと。
この制度が実現した場合、翌日配達している地域では注意が必要です。木・金曜日に差し出した郵便物は、翌週月曜の配達に。およそ4日の間隔が空くため、余裕をもって投函しましょう。
どうして制度が変更されるのかというと、深刻な人手不足など社会環境の変化が理由の1つ。またメールやSNSといったツールが広まり、郵便サービスの重要度は年々低下しています。郵便の需要が減ったことも、今回の変更を後押ししたよう。ちなみに宅配便の「ゆうパック」は土曜配達を継続するので、荷物の受け取りには心配なさそうですね。