ママ友とのつき合いには、いろいろなコツやルールがありますが、特に「幼稚園ママ」には独特の雰囲気があるようです。それは万事「周りと足並みを揃えてやっていく」こと。目立たず沈まず邪魔にならず、そうはいっても存在感は残しつつ…そんな空気を読まずに〝出る杭〟となったママの体験談です。

 

 

■「声が大きい」というだけで(莉々さん/29/フリーデザイナー)

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幼稚園のママに「声が大きい」人がいました。食事に行ったときや公園で遊んでいるときなどに、周りから「ちょっとうるさい」と言われてしまうこともあるくらい。でも世話好きでいいママだったので、私は特に気にしていませんでした。 ところがPTAの保護者会のとき、声が大きいことでボスママに目をつけられてしまったんです。この園では親子ともに「控えめな上品さ」や「謙虚な姿勢」が求められるのですが、彼女は下品だと思われたらしいのです。 そしてボスママから、厳重注意と指導を受けることに。その後彼女は、声の大きさを気にしてかあまり喋らなくなってしまいました。そしてしばらくして、「仕事を始めて保育園に転園した」と噂で聞きました。 でも結局は「自分よりも目立つ存在は許せない」ボスママのいじめ。彼女が他のママから慕われていたのも、気に入らなかったのでしょう。声こそ小さいですが、私も決してお上品ではないので、気をつけています。