誰しも「自分基準」で物事を考えてしまいがちですが、こと保育園ママたちの「生活水準」に関しては、それはとっても危険です。収入はもちろん給与体系や、親からの援助の有無など…それこそ千差万別で、おいそれと話ようなものではありません。うっかり「自分と同じくらい」と見誤って、地雷を踏んじゃったママたちの失敗談です。

 

 

■私のよそ行きは、彼女の作業着(美香さん/32/スーパー店員)

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子どもを保育園に預けて共働きということは、みんな「旦那さんの収入だけでは足りず、奥さんもパートなどで働いて家計を支えている」のだと、思い込んでいました…まさに、わが家がそうなんですけど。 お迎えでよく会うママと仲良くなりました。洋服はいつも、私も御用達の庶民的プチプラブランドですし、同じようにパートをしているママだと思っていたのです。ところがある日、自宅に子どもの忘れものを届けに行ってびっくり!  なんとたいそう大きな一戸建てで、広々とした庭にはトピアリーがずらりと並んでいたんです。じつはこのママ、趣味でやっていたガーデニングがSNS投稿で注目され、いまや「トピアリー作家」として活躍、自宅をアトリエにしているんだとか。 ご主人の収入だけでも十分生活できますが「刃物を使うので子どもがいると危ない」という理由から、個人事業主として届け出を出して、子どもを保育園に預けているんだそう。同じ生活水準だなんてとんでもない! 私にとってはよそ行きのプチプラブランドの服も、彼女にとっては作業着。「いかにコスパがよくて流行っぽいか」なんて、得意げに語っていた自分が恥ずかしくて…それでも変わらず仲良くしてくれる彼女に、感謝しかありません。