なにかと難しいママ友とのおつき合い。そのうえ、ママ友同士で年齢に差があれば、話題や考え方に世代間ギャップが生まれるのも当然のことかもしれません。平成生まれのママと昭和生まれのママ…お互いがふとした瞬間に感じたギャップエピソードをお届けします、あなたはどっち派ですか?
■車は「借りるもの」でしょ(陽子さん/41歳/会社員)
息子も5歳になり、最近では一緒のお出かけも増えてきたので、思い切って車を購入しました。車が好きな主人の夢でもあったので、思い切って新車にしたんですよ。私もなんだか気分があがっていました。
園の行事があったとき、意気揚々と車で登園したんです。「えー! これ新車ですか!?」と同じクラスのママに声を掛けられました。ちょっと自慢しちゃおうかな、なんて思った瞬間「まさか買ったとか!? え、ありえない! 車なんて無駄ですよ、本当にいるんですか?」と驚かれたのです。
こんなことを言われたのは初めてで、少し気が動転しましたね。そのママは平成生まれ。曰く、買い物はネットだし、たまにお出かけするぐらいならレンタカーで済むことで維持費を考えたらコスパが悪すぎるのだとか。
車を持つことに憧れていた、昭和生まれの私。念願の車をお披露目した矢先に、ビックリです。確かに合理的ではありますけど。喜びに満ちている主人の耳には、絶対に入れられない話だな…と思いました。
■PTAの〝昭和遺産〟を指摘したら(蘭さん/27歳/会社員)
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保育園で同じクラスのママたちとPTAの係になりました。メンバーは4人…昭和生まれのママ3人、平成生まれママは私1人。こういっては失礼ですが、みなさん「おばちゃま」ばかり。そりゃ、私が浮いてしまうのも仕方ないと思うんです。
すると昭和ママたちからお達しが。「運動会や園外活動など、大切な行事でお忙しい先生方のサポートをするのが係の仕事です。先生方は日々、熱心に子どもたちと関わってくださっているので、決してお手を煩わせることがないようお願いします」
行事ごとにかなりの負担があって、本当に驚きました。毎日、仕事・家事・育児でバタバタなのに、それに加えて…言っちゃなんですが、こんな〝昭和の遺産〟を、いつまでも引継ぐなんてあり得ない。意を決して立ち上がることにしたんです。
「私たちだけですべての園外活動の補佐をするのには、無理があると思います。先生だけでも対応できるものや、他のママたちにも協力してもらえるよう体制を変えていくべきではないですか」。同席していた先生も昭和ママも、しばらく無言。かなりの沈黙が流れていました。