編集部がチャレンジ 2週間で出費が半分に!

  8歳から家計簿をつけつづけ、『1行家計簿』を考案した税理士の天野伴さん。あるとき、ムダ使いをあらためるのに、すべての費目を書く必要はないと気づきました。「たとえば水道代が前月の3倍になることはまずありませんが、ビール代やお菓子代が先月の3倍になることはある。こうした、つい使ってしまう出費のなかから自分が減らしたいものだけを記録する『1行家計簿』なら、簡単に成果を出せます」 書く項目がしぼられているから挫折しにくいのもメリットです。担当編集も会社帰りにつまみを買う「コンビニ」をターゲットに実践。12日後、つまみのほか新作ビールを買う傾向に気づきあらためたところ、1回の出費が1400円から600円にダウンと効果が出ました。1か月で見ると1万円以上もうく計算に。書くことが苦にならず、続けやすい「1行家計簿」。この年末、気軽に始めてみては?

 
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STEP1.節約ターゲットを決める! 普段「使いすぎるなあ」と思う費目を選んで

 家計簿に書く項目をひとつにしぼります。コンビニで買うスイーツ、駅売店で買うジュースなど、つい買ってしまう出費のなかから減らしたいと思うものを選びます。 「なんとなく買ってしまうプチプラ服」「コンビニで買うお菓子」など、1回あたりの金額または買う回数のどちらかの数値が大きいものがおすすめです。継続できるか心配な人は夫や同僚など仲間をつくるといいでしょう。

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STEP2.買ったら金額を書く レシートを見ながら書き写すだけ

 ターゲット項目を買ったら、日付、使った金額を書きます。書くのをためるとめんどうになるので、すぐ書くのがポイントです。電子マネーやクレジットカードで買ったものも、購入した日に記入します。スタートするのは給料日または1日からがおすすめ。継続すると、思わぬ出費の傾向がわかったり、1か月にいくら使っているか把握しやすくなります。

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STEP3.1か月の合計を算出 出費の多さに 驚いたらいい傾向

 ターゲット項目に使った金額と回数を合計し、合計金額を回数で割って、1日あたりの出費額を出します。1か月間、1年間ならいくらになるか算出すると、単価の安いものもけっこうな出費になるはず。その気づきを節約につなげましょう。毎日のように購入するものなら、1週間つけ、4を掛けて1か月の出費を出してもOK。  コンビニで6,860円!? 予想外の出費に気づくはず担当編集がコンビニをターゲットに12日間試したら、金額は6860円、回数は5回。1回あたり1372円という予想以上の金額の高さに驚いた。  「お金を貯めたい!」と思って家計簿を始めたものの、挫折した経験ありませんか? そんな人におすすめしたいのが、この「1行家計簿」。 つける時間はたったの10秒、しかも確実に効果が出ると話題の方法です。まずは1か月、試してみませんか?