二人の子供を授かった喜びを感じる反面、パパにはなかなかイメージしにくいのが妊娠や出産・育児のこと。今までと同じように生活しているパパに、不安やすれ違いを感じているママも多いのではないでしょうか?
- どうしてこんなに考えがすれ違ってしまうの?
- パパになる自覚をもっと持って欲しい
新しい命が誕生する瞬間を心から夫婦で喜ぶために、パパとママがすれ違ってしまう原因や、妊娠をパパと楽しく過ごすコツを紹介します。
パパは妊娠中の体の辛さが理解できない
妊娠すると女性の体には大きな変化がやってきます。
- つわり
- 腰の痛み
- 便秘や食事制限
- 体が重い・だるい
今まで問題なくできていた行動がおっくうになったり、女性ホルモンの影響でストレスを感じやすくなって気持ちも不安定に。
妊娠したとたん、急に不機嫌になったり寝てばかりいるママを見るだけのパパは、正直どうしたらいいのか分からなくなってしまうことでしょう。気遣いのできるパパなら「大丈夫?」「何か助けられることある?」と声を掛けるのでしょうが、全てのパパがそう上手く対応できるとも限りません。
どんな風にママに接すればいいのか悩んでいるだけのパパに、ついイライラしてすれ違いを感じるママが多いですよ。
ママに家事を任せっきり
つわりで苦しんでいたり、ママのお腹が日に日に大きくなっていく様子を毎日見ているはずなのに、なかなか自分から「家事を手伝うよ」と言ってくれるパパは少ないようです。
- お風呂掃除
- ゴミ捨て
- 重たい買い物
「妊娠中は大変なのに、自分だけが全部負担している」と感じるママも。妊娠・出産は夫婦のことなのに、パパから自発的な行動がないことにストレスがたまるママは多いです。
パパがいつまでも独身気取り
妊娠期間は、夫婦の間に新しい命が誕生するまでの大事な準備期間。
- 赤ちゃんを迎えられるように模様替え
- ベビー用品の準備
- 出産間際から入院までの段取り
- 産前産後の暮らし
- 生命保険などお金のこと
前もって準備したり考えなくてはいけないことがたくさんあるはずなのに「今日はご飯いらないよ」「明日友達と遊びに行ってくる」なんて独身気取りな行動をしているパパは意外に多いです。
そんな思いやりのないパパの行動にママは爆発寸前!「二人の子供なのにどうして何も考えてくれないの!?」と悲しくなったり怒りを感じたり、ママは大きなストレスと不安を感じてしまいます。
妊娠をパパと楽しく過ごすコツとは
妊娠期間中パパと楽しく過ごすには、パパの妊娠への理解はもちろんのこと、ママもパパの気持ちを理解してあげることが重要です。
パパは体や生活に変化がないまま、突然「妊娠」という喜びや事実を受け止めなければなりません。実感がない状態でいきなりママだけが変化していくさまに、パパは驚いたり寂しくなったり、戸惑っていることを理解してあげましょう。
ママがパパの気持ちを理解して行動することで、妊娠期間はとても楽しい期間に変わっていきます。
体調が悪い時は素直に伝える
つわりや体調不良が続くからと言って、パパに対して不機嫌な対応ばかりしていたり、投げやりな言葉を掛けたりしていないでしょうか?妊娠前はあんなに優しくておおらかだったママが、急に怒りやすくなったり不機嫌な態度ばかり取るようになってはパパも混乱するだけです。
売り言葉に買い言葉、お互いが思いやりのない言葉を投げかければ、即喧嘩になること間違いなし!
体調が悪くて動けないときは、一番近くにいるパパに素直に甘えてみましょう。大好きなママから素直に思いを伝えられたら、パパもぞんざいな対応はしないはずです。
そしてお願い事を快く引き受けてくれたときは、パパに感謝の気持ちを伝えることも忘れないでくださいね。
赤ちゃんがいる近しい人に夫婦で会いに行く
ママの体調がいいときや安定期を狙って、実際に赤ちゃんがいる家庭をのぞかせてもらいましょう。赤ちゃんがいる生活を実感できないパパにとっては、実際に赤ちゃんがいる暮らしを見てもらうことが、パパとしての自覚を持ってもらう近道です。
もし友人や知人に赤ちゃんがいる家庭があれば、迷惑にならない程度で夫婦で遊びに行かせてもらうといいですよ。
- 妊娠~出産の苦労
- 意外な体験談
- パパからしてもらって嬉しかったサポート
- 実際にパパになった感想
- どんな風にパパとママが行動しているか
ママとパパ、両方の立場の意見を第三者から見聞きすることで、パパは自分に足りない部分やサポートすべきことが自然と見えてくるはず。そしてママも、近しい人から話を聞くことによって、妊娠期間の過ごし方や産前産後の不安が解消されていきますよ。
出産準備はできる限り二人で進める
パパが忙しい場合、妊娠中にママが一人で出産準備を進めてしまう夫婦も多いです。
しかし出産準備は、まだ見ぬ赤ちゃんに迎える思いをはせる良い準備期間。
二人で一緒にカタログを見たり、ショッピングついでにベビー用品売り場をのぞいたりすれば、パパも少しずつ実感が湧いてくるでしょう。実際に買いに行くのはママであっても、購入しようと思っているものや悩んでいることをパパに相談するだけでも構いません。
大事なのは「出産準備に参加している」という実感を少しでもパパに持ってもらうこと!
パパに相談するときは「一緒にやってよ!」というスタンスではなく「あなたと一緒に選びたいなぁ」と、優しく話しかけてみてくださいね。
まとめ
新しい家族の誕生は夫婦にとってとても喜ばしいこと。しかしわが身に子を宿して命の存在を体感するママと違って、妊娠の実感はパパにはなかなか沸きにくいもの。しかしお互いを思いやる行動を心掛ければ、妊娠期間を通じて夫婦の絆はより深まっていきます。
「理解してないパパが悪い!」のではなく、まずはママがパパに歩み寄ることで、妊娠期間をパパと一緒に楽しく過ごしてくださいね。