出産を控えた働く女性の皆さんは、これから産休を取得してしばらくはお仕事をお休みする期間に入られると思います。そこで気になるのが、産休中の収入面ではないでしょうか。 今までご自身が働いて得ていた収入が、産休中はストップしてしまうとなると、何かと費用がかかる時期ですし家計も心配になりますよね。 そのような出産を控えた働く女性の皆さんが、受け取ることができる手当のひとつ「出産手当金」についてご紹介いたします。


■出産手当金はどのような制度なの?

皆さんは「出産手当金」という制度を耳にしたことはありませんか?実は、この「出産手当金」、は「出産育児一時金(出産一時金)」と名称が似ているため、それぞれの制度について混同されやすく、同一の手当のことを指していると思っている方も少なくないようです。では、それぞれの違いについて確認してみましょう。 ・「出産手当金」とは、働く女性が出産によって、これまでのように収入を得ることができなくなることに対する休業補償で、健康保険から支給される手当です。


・「出産育児一時金(出産一時金)」とは、出産費用の助成金のことで、健康保険から補助されます。 どちらも名称は似ていますが、手当の内容・目的が異なっているということが分かりました。 それぞれの違いがわかったところで、手当を受けるためにはどのような条件があるのか気になります。また、だれでも手当を受けることができるのか?という点も気になるのではないでしょうか。詳しくは次項で見ていきましょう。